海洋学部の学生が「英語ライティングコンテスト」で所長賞を受賞しました

中国からの留学生で海洋学部水産学科1年次生の何丹雅(Ka Tanga)さんが、本学国際教育センターが主催する「2016年度英語ライティングコンテスト」で、最優秀賞である「所長賞」を受賞しました。このコンテストは、より多くの学生に英語で書く楽しさを知ってもらうことなどを目的に毎年実施しているものです。同センターが開講する「英語リーディング・ライティング」や英語の選択科目を受講している学生が書いた英語のエッセイや詩などを審査し、文章力や表現力の優れた作品を表彰します。14年目となる今回は、湘南、代々木、高輪、清水、伊勢原、熊本、札幌の各キャンパスで英語の授業を担当している教員から170作品が推薦され、70作品が入賞。海洋学部からは初めて13名が応募し、6名の作品が入賞しました。1月26日に清水キャンパスで表彰式を行い、千賀康弘海洋学部長が一人ひとりに賞状と記念品を手渡しました。

何さんの作品のタイトルは、「Computer technology is harmful to the environment」です。何さんは、「今回は腕試しの機会だと思って応募しました。授業の中で先生から与えられたテーマについて自分なりに現状を考え、先生の助けを借りて何度も手直しをしました」と振り返ります。「所長賞をいただけると思っていなかったので、大変うれしいです。指導してくれた先生のおかげです。先日挑戦したTOEFLでは満足できる結果が得られず、少しモチベーションが下がっていましたが、今回、受賞できたことで、『これからも頑張ろう』とあらためて思うようになりました。機会があればアメリカにも留学したい」と抱負を話しています。

清水教養教育センター(国際教育センター)の加藤和美講師は、「授業以外の機会に各自の実力について評価を受けることで、英語学習へのモチベーションの向上につながると考え、学生に参加を呼びかけました。海洋学部からは今回初めて13名の学生が応募し、6名が入賞できたことは、中心となって指導したスー・サリバン講師をはじめ、英語を担当する教員全員のサポートと学生自身の努力の成果だと思います。これからも学生たちに英語を書く楽しさを伝えていきたい」と語っています。また、同センターのスー・サリバン講師は、「授業では学生に20ほどのトピックスを提示し、その中から選んだテーマについてネガティブとポジティブの両面から考え、文章を書いてもらうようにしています。中でも何さんは難しいテーマに積極的に挑み、熱心に取り組んだ成果が結果につながったのだと思います」と話しました。

【そのほかの入賞学生】
熊谷実樹さん(航海工学科海洋機械工学専攻1年次生)「Meeting Mr. Sugawara」
假屋麻希さん(水産学科食品科学専攻1年次生)「Children and Technology」
冨田真柚さん(海洋生物学科1年次生)「Seeing a Blue Sea Slug」
十枝内 茜 (同)「Visiting the Fisheries Experiment Station」
山田弘毅さん(同)「Belonging to the Kendo Club」

海洋・英語ライティング (1)_525.jpg

海洋・英語ライティング (2)_525.jpg

海洋・英語ライティング (3)_525.jpg