市民を対象にした「ボランティア通訳研修会」を開催しました

7月13日に静岡市役所清水庁舎で、「第2回英語ボランティア通訳研修会」を開催しました。本学が展開する「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 地域観光事業」の一環で、市内で通訳ボランティアの派遣事業を行う静岡市国際交流協会とともに、昨年度から実施しているものです。2013年に本キャンパスの近く静岡市清水区にある富士山の景勝地である三保松原が世界遺産に選定されて以来、清水港には年間を通して数多くの大型客船が入港しています。同時に、外国人をもてなすボランティアの需要も高まっており、今回の研修会にも通訳ボランティアに興味がある市民や、すでに活動しているボランティアら約80名が参加しました。

当日は2部制で研修会を行い、第一部では清水教養教育センターの加藤和美講師とゴフ・ウェンディー・マリー講師が、清水港の客船誘致状況や、清水港同様に数多くの豪華客船が来航する神戸港や函館港の取り組みを紹介。また、第2部では昨年度の研修会で集めた参加者からのアンケートをもとに、ボランティア通訳が頻繁に使う英語表現をまとめた〝Shimizu Volunteer Interpreters Handbook゛を配布し、実際に本テキストを利用して文法や発音などをレクチャーしました。その後、参加者をグループに分けてワークショップを開催し、「黒はんぺん」や「かつお節」といった静岡の特産品や観光地をどのように英語で説明するかをグループで話し合いました。

参加者からは、「すぐに使える英語表現を学べて、大変参考になりました」「いつでも気軽に質問できる雰囲気がよかったです。とても楽しく勉強できました」といった感想が聞かれました。加藤講師は、「参加者にアンケートをとった結果、『研修会の回数を増やしてほしい』といった回答を多くいただきました。こういった声をしっかりと反映して、回を重ねるごとに、より実用性の高い研修会にしていきたい。英語表現だけでなく、通訳としてのマナーにも着目できたら」と話しました。

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