学生がユースオリンピック日本代表選手団のヤングアンバサダーを務めました

学生がユースオリンピック日本代表選手団のヤングアンバサダーを務めました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科4年次生の八木沢蘭さんが、8月16日から28日まで中国・南京で開催された第2回ユースオリンピックで、日 本代表選手団のヤングアンバサダーを務めました。14歳から18歳までのジュニア世代の国際大会であるユースオリンピックは、スポーツ・文化・教育が一体 となったイベントを実現することを理想に掲げています。そこで競技会と同様の重要な要素として挙げられるのが、CEP(Culture and Education Programme)と呼ばれる、子どもたちの文化教育に特化したプログラムです。ヤングアンバサダーは各国の選手団に一人ずつつき、CEPのサポートを しました。

CEPは、オリンピズムやオリンピック・ムーブメントといった「オリンピック」について学ぶだけではなく、現在抱える地球規模の課題に対する解決策を皆で 考え合うなど、活動を通じてさまざまな国や人々を結びつけるオリンピック精神の力を体験し、オリンピックの意義や文化の多様性を知ることなどをコンセプト としています。13日間の大会期間中に20をこえるCEP活動が実施されました。「CEPにはアスリートの見本となるような人を育てる、さまざまな教育プ ログラムがあります。栄養について学ぶためワークショップ形式で料理づくり体験をしたり、アスリート生活と学業を両立させるためのキャリアマネジメントを 学んだり。時にはトレジャーハンティングやカヌー体験などで他国のアスリートと交流することもあり、選手たちは他の大会では経験できないような国際交流を していました」と八木沢さん。ユースオリンピックは28競技で222種目が行われ、選手によって練習や試合前の調整、競技日程などが異なる中、「私の役割 は選手たちにCEP活動の意義を伝え、参加を促すことでした。選手にとっていいタイミングでCEPへ参加させることは大変でした」と振り返りました。

また、「大会期間中、生活をともにするうちに、選手たちが次第に心を開いてくれるのが目に見えてわかり、少しでも頼れる存在になれたことがうれしかったで す。今回の大会で日本選手団とのつながり、他国の選手やヤングアンバサダーとの交流ができたことはとても光栄なことでした。今度はサポートではなく、大会 を運営する中心人物になれるよう、チャレンジしていきたいと思います」と語りました。

学生がユースオリンピック日本代表選手団のヤングアンバサダーを務めました