学部開設50周年記念パネルディスカッションを開催しました

政治経済学部では11月3日に湘南キャンパスで、学部開設50周年記念パネルディスカッション「政治経済学部50年、未来へ、そして世界へ」を開催しました。1966年に「高次の社会哲学と科学的思考力をもった人材を養成することを目的」に開設された本学部の節目を記念し、政治経済学部同窓会と共催したもので、卒業生や学生、教職員ら190人が参加しました。

第1部では、(株)オンワード樫山代表取締役社長執行役員の馬場昭典氏(1989年経済学科卒)が「生活文化としてのファッションの未来」と題して講演。服飾業界の現状や東日本大震災後の消費者心理の変化、グローバル時代に対応する同社の今後の戦略を紹介した上で、「情報過多の時代だからこそ自らのライフスタイルが問われます。自ら発信者となるために、人間力と提案力、企画力を磨いてほしい」と語りました。

続く第2部では、馬場氏のほか山田清志学長、鈴木雄一同窓会長(1982年度経営学科卒・(株)サンエイワーク代表取締役社長)、バットゾクト・ボロルマー氏(2011年度政治学科卒・大学院政治学研究科博士課程後期)、奥貫仁美氏(2012年度経営学科卒・NHK水戸放送局キャスター)が登壇。山田学長が本学部の初代学部長である吉村正教授とのエピソードを紹介したほか、登壇者が在学中の思い出や本学部への期待について語りました。

参加者からは、「服飾業界全体への理解が深まり、将来社会に出て活躍するためには自分らしさを出すことが大切であることを学べました」「自分から意見を言い、提案するなどこれまで大学のゼミで指導されてきたことが大事なのだとあらためて実感しました」「先輩たちの声を聞き、自分がとても恵まれた環境の中で学んでいることを実感しました。その環境を生かせるよう、自分のできることを全部やるくらいの気持ちで、これまで以上に頑張ろうという意欲がわきました」と話していました。

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