経営学科卒業生の西山俊選手が「ワールドゲームズ」の4×50m障害物リレーで優勝しました

政治経済学部経営学科を2011年度に卒業した西山俊選手(湯河原LSC・SMT株式会社)が、7月20日から30日までポーランド・ヴロツワフで開催された国際総合競技大会「ワールドゲームズ」に出場。4×50m障害物リレーで世界新記録となる1分36秒62をマークし、見事金メダルに輝きました。

この大会は「第2のオリンピック」と称され、国際ワールドゲームズ協会(IWGA:International World Games Association)が主催、国際オリンピック委員会の後援で4年に一度、夏季オリンピック・パラリンピック競技大会の翌年に開催されています。国際スポーツ団体連合と国際ワールドゲームズ協会加盟競技の中で、①オリンピックに採用されていない、②世界4大陸40カ国以上に協会がある、③3回以上の世界選手権などが行われている、以上3つの条件を満たした競技で争う国際総合競技大会です。今年は全31競技に、111の国・地域から4156名(公式競技3517名、公開競技639名)が参加し、日本からは18競技に98名が出場。西山選手は大会初出場ながら、これまでの競技経験を生かし金メダル獲得と世界新記録達成に大きく貢献しました。試合を振り返り、「4×50m障害物リレーは、昨年の世界選手権で日本が2位だった種目。あと1秒縮まれば世界新記録だったこともあり、金メダルと記録更新どちらも欲張って取りにいこうとメンバーで話していたので結果を残せてとてもうれしい」と笑顔を見せました。

西山選手は、本学在学中にライフセービング競技に取り組むようになり、現在は湯河原LSCでライフセーバーとして海の安全を守る傍ら、ライフセーバーの育成やマネジメントを行う「SMT株式会社」を起業し、経営に携わっています。西山選手は、「資金や用具を提供してもらえる会社を探すため、一人で営業して回りました。自分自身にどんな価値があるのか、どのように企業に貢献できるのかをプレゼンテーションするのはとても大変でした。しかしこの経験から、社会やお金の仕組みがわかりましたし、営業力が身についたように思います。今後は、ライフセービングの競技普及やライフセーバーが働く環境を整備できるよう、競技の練習と両立して動いていきたい」と語っています。

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