政治経済学部公共政策フォーラム「次世代の公共政策を担う 新しい公務員像」を開催しました

政治経済学部では、12月15日に湘南キャンパスで公共政策フォーラム「次世代の公共政策を担う 新しい公務員像」を開催しました。神奈川県秦野市役所から、次世代の管理職職員を養成することを目的に開講している「次世代育成アカデミー」に参加する職員の方々を招き、「次世代が求める公共政策」についてプレゼンテーションとディスカッションを行うもの。本学部政治学科の小林隆教授がアカデミーの講師を務めていることから、中間報告会を兼ねたフォーラムを本学で実施しています。今回は、学校法人東海大学建学75周年記念行事の一環として開催し、当日は学生や地域住民ら約110名が参加しました。

はじめに、本学部の前田成東学部長があいさつに立ち、「東海大と秦野市はこれまでさまざまな形で連携事業を展開しており、本学部の学生は毎年市役所でのインターンシップに参加させていただいてます。地方自治体の多くは財政状況が厳しく、まちづくりに苦戦しています。学生の皆さんは、”自分だったらどうするか”を常に考えながら今日の話を聞いてみてください」と話しました。続いて、市役所の職員が4つのチームにわかれ、「秦野市CCRC構想~人口減少の時代における秦野市への提言~」「ペットと住むなら秦野~市民力で日本一、水無川風の道から始まる幸せ実感オンリーワンなまちづくり~」「大根地区周辺再活性化構想」「~人がまちをつくる~Kanmin’s Dream(官民’sドリーム)」のテーマでそれぞれの政策をプレゼンテーションしました。秦野市には就職を機に市から転出する人が多く、人口減少が課題となっています。若い世代の人口流出を防ぐために、既存の施設を用いた新しいコミュニティーの創造や、ペットに住民票を発行する制度など、さまざまな政策を提案しました。

参加した学生からは、「取り組みを実施するための財源はどこから出るか」「通学・通勤のために一時的に秦野市に住んでいる人も対象とするのか」など、提案に対する質問が上がり、活発な意見交換が行われました。小林教授は、「素晴らしい提案が多く、秦野市の未来はすごく明るいと思いました。次の世代を担う学生の皆さんがこの政策を活用する時代がくることを楽しみにしています」と語りました。

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