数学科・山本ゼミの学生がスポーツデータ解析コンペティション成果報告会で優秀賞を受賞し、講演会に参加しました

理学部数学科の山本義郎教授のゼミに所属する趙斌さん(大学院理学研究科修士2年次生)と張浜さん(同1年次生)が3月12日に立教大学池袋キャンパスで行われたスポーツデータ解析コンペティション受賞者講演会(主催:日本統計学会、日本統計学会スポーツ統計分科会、情報・システム研究機構統計数理研究所)に出場しました。この大会は、現代のスポーツ界で重要視される高度なデータ分析力の養成や研究者の裾野を広げることなどを目的に毎年開催されています。参加者は野球とサッカーの競技ごとに分かれ、主催者側から提供された試合データを分析。12月26日に行われたスポーツデータ解析コンペティション成果報告会で結果を発表し、各部門で優れた発表をしたグループが後日の講演会に参加資格を得ました。

報告会に向けて山本ゼミからは野球2チーム、サッカー3チームが参加し、うち2チームがサッカー課題部門としてJリーグのシーズン前半のデータからシーズン後半の試合結果を予測しました。趙さんらは、ホームゲームとアウェイゲームの過去の勝敗をもとに「ホーム・アウェイにおける得点予測」を発表。優秀賞を受賞し、講演会に参加しました。

指導に当たった山本教授は、「実データを解析して発表する過程は、社会に出てから必要になる実践力を得ることができる場であり、学生にとって貴重な場です。予測以外にも野球、サッカーのデータに対して様々な分析を行うことができました。来年度も参加予定ですが、スポーツの現場で戦術考察などをする際に使えるシステムの構築につなげてほしい」と話しています。

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