数学科の春日選手が陸上競技部駅伝チームの主将として活躍しています

理学部数学科に在籍する春日千速選手(4年次生)が、今年度から陸上競技部駅伝チームの主将を務めています。1月の東京箱根間往復駅伝競走(箱根駅伝)では8区区間5位と好走し、チームのシード権獲得に貢献するなど各大会で活躍をみせてきました。

主将就任が決まった春日選手は、「来年の箱根駅伝で優勝という大きな目標を達成するために、練習以外でも生活面の細かい部分まで妥協しないチームづくりをしていきたい。勝ちに貪欲な集団を目指していきます」と決意を語っていました。今季に入ってからは、5月に開かれた関東学生対校選手権大会のハーフマラソンで7位に入賞するなど結果を残しており、「大学最後の駅伝シーズンを迎えるので、区間賞を獲得し、優勝に貢献したい」と意気込みを語っています。

本学科では、瀧真語講師の研究室に所属し、代数方程式の可解性を体(たい)やガロア群と呼ばれる群を用いて調べる「ガロア理論」について学んでいます。春日選手は、「中学生のときから、明確な理論を立てて答えを導き出す数学が好きでした。大学に進学後も多くの先生に教わることでさらに数学への興味が深まっています。1、2年次生の時は授業も多く、競技との両立に苦労しましたが、大学入学時に掲げた『文武両道』という目標のもと、メリハリをつけながら大学生活を送ることができました。3年次生になってからは勉強にも余裕が出てきて、楽しく学べています」と話し、「今年の6月には、地元・長野の中学校で教育実習にも行きました。競技引退後は、数学の教員を務めながら後輩ランナーを育てていきたいと考えています」と抱負を語っています。

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