情報数理学科の学生が国際インターンシッププログラム「TOMODACHI-Microsoft iLEAP Social Innovation and Leadership」に参加しました

理学部情報数理学科4年次生の八巻広大さんが、2月20日から3月25日までアメリカ・シアトルで行われた国際インターンシッププログラム「TOMODACHI-Microsoft iLEAP Social Innovation and Leadership」に参加しました。このプログラムは、マイクロソフト社とTOMODACHIイニシアチブの連携のもとでアメリカのNPO法人iLEAPが、次世代のリーダーを育てることを目的に2014年度から行っている取り組みです。TOMODACHIイニシアチブとは東日本大震災の際にアメリカ軍が行った救援活動「トモダチ作戦」をきっかけに開始された組織で、アメリカ政府と公益財団法人米日カウンシルージャパンが主導となり,日本政府および日米の企業、団体、個人から支援を受け、日米の次世代リーダーに投資する官民パートナーシップを使命としています。今回のインターンシッププログラムには、事前審査を経て選抜された25 名が参加しました。

八巻さんは友人の紹介で昨年10月に応募。「就職活動をしていたものの、自分のやりたいことも、自分の得意分野もわかっていなかった。そんな自分には必要だと思い応募を決めました」と語ります。滞在期間中は、アメリカの社会活動家や起業家、マイクロソフト本社の社員の講演を聞いたほか、iLEAPのスタッフとマイクロソフトの社員のアドバイスを受けながらアメリカやネパールで社会活動を展開している企業や団体が抱える課題の解決案を提案するグループワークにも挑みました。さらに、メンターとの面談や個人の時間を使って自分の特徴や性格を振り返る「内省」にも日々取り組み、インターンシップの最後にはグループワークと内省の結果を全員の前で発表しました。

「説明会に行ったとき、周囲の応募者が皆優秀に見えて“参加は無理かも知れない“と怖じ気づきましたが、勇気を出して応募したおかげで、他ではできない貴重な経験を積むことができました。シアトルという非日常の空間の中で、ほぼ初対面の、しかも優秀な人たちと刺激し合う日々を通して、信頼できる仲間も見つかり、自分の強みと弱みも明確になりました。さらにマイクロソフトの人々と接する中で、情報数理学科で扱うIT技術には、社会を変える大きな可能性があることを再発見できました。将来は学科で学んでいるスキルを生かし、貧困問題の解決にも取り組みたい」と語っています。

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