観光学部の学生2名が松前重義賞を受賞しました

2016年度松前重義賞授与式が2月4日に湘南、熊本、札幌の各キャンパスで執り行われ、観光学部3年次生の山口諄也さんが文化部門(個人の部/大学・団体)で最優秀賞を、船津美帆さんがスポーツ部門(個人の部/大学・短大)で優秀選手賞を受賞しました。松前重義賞は、学術、文化、スポーツの各部門で、建学の精神に基づく顕著な成績(業績)を収めた学園の学生、生徒、児童、園児、教職員および卒業生を顕彰するものです。今回は各賞合わせて601の団体と個人が受賞。1月18日には、東京・霞が関の東海大学校友会館で松前達郎総長をはじめ、学園各教育機関の学長、校長らが多数出席して授与・伝達式が行われました。

山口さんは、昨年11月12日に京都外国語大学で開催された全日本学生フランス語弁論大会(主催:京都外国語大学、後援:在日フランス大使館、毎日新聞社など)で優勝した功績を称えられての受賞となりました。「Briser un mur invisible」(見えない壁を壊す)と題したフランス語のスピーチでは、サークル活動で訪れたブラインドサッカーの練習や試合で、障がい者への無意識の差別感覚について考えるようになったと説明。国内大会であれば健常者も選手として参加できるブラインドサッカーを広めることで、健常者と障がい者の間に立ちはだかる”見えない壁”が取り除かれるのではないかと訴え、差別意識のない社会創生の必要性を説きました。今回の受賞について山口さんは、「評価していただいたことを大変光栄に思います。松前重義賞は、過去に同じ大会で結果を残してきた先輩方も受賞されているので、目標としてきた先輩方に並ぶことができたこともうれしいです。この受賞を励みに、今後も頑張っていきます」と語りました。

船津さんは、昨年5月21日、22日に横浜国際プールで開催された全日本ライフセービング・プール競技選手権大会に、所属するライフセービングクラブの選手として出場。「100mマネキンキャリー・ウィズフィン(女子)」で3位に入賞しました。2年次に出場した前回大会では、同種目と、「100mマネキントウ・ウィズフィン(女子)」で優勝、団体でも女子200m障害物リレーと女子200mメドレーリレー・特別種目で優勝し4冠を達成しており、最終学年を迎える来年度は王座奪還を目指します。船津さんは、「付属浦安高校中等部の水泳部に所属していたころ、競泳の大会で優勝して松前重義賞を受賞したことがあったのですが、大学でライフセービングに競技転向してからは初めての受賞だったのでとてもうれしい。入賞したフィン競技は、クラブの先輩から”向いている”と勧められて始めた競技で、道具のそろえ方から練習まで多くの人に支えられてきました。その競技で結果を出すことができてよかったです」と感想を述べました。

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