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東海大学では、2003年度から、欧米の大学では標準的な成績評価制度であるGPA(Grade Point Average)制度を導入しました。GPAは、単位取得という学修の“量”だけでなく、その“質”も重んじるものです。この数値を活用することで、学修の到達度が明確となり、学生の学修意欲の向上や、履修計画の見通しがたち、各自の努力目標が具体的になるなどの効果が期待できます。

GPA制度導入の背景

東海大学のGPA制度導入の基本となっているのは、1997年に導入されたセメスター制度です。この制度は、学生が主体的に科目を選んで単位を取得し、124単位を取った時点で卒業できるものです。また、2001年度からは東海大学型リベラルアーツ教育の理念のもと、カリキュラム改革を実施し、副専攻制度を導入しました。これらの考え方をバックアップするための履修指導の目安として、GPAの数値を努力目標の基準に定めました。
また、1998年10月に文部科学省の大学審議会答申「21世紀の大学像と今後の改革方策について――競争的環境の中で個性が輝く大学」が公表され、大胆な教育改革を速やかに推進することが社会的に求められるようになりました。その一つが“成績評価基準の明示と厳格な成績評価の実施”です。この答申に基づいたプロジェクトチームを2001年に発足させ、セメスターごとに算出するGPA制度を検討、議論し、導入に至りました。

GPA制度の評価方法

GPA制度の評価方法は、科目の成績を5段階で評価したものに、S=4、A=3、B=2、C=1、D・E=0のグレード・ポイント(GP)を付与し、その科目のGPに各授業科目単位数を乗じて、その総和を登録科目総単位数で割って算出します。卒業可能な基準(C=1.0)を下回った学生に対しては、面談や、保護者に状況を文書で通知し問い合わせに対応するなど、早い段階で学修指導を行います。これらのきめ細やかな指導により、制度導入前と比較して、退学者が減少するなどの成果をあげています。

「GPA制度による学修状況把握」の目安

成績表には、セメスターごとに履修した対象科目を基にした「学期GPA」と、入学後から現在までに履修したすべての科目(累積成績)を基にした「通算GPA」が記載されています。大学生活全般の履歴は「通算GPA」が、現在の学修状況を確認するには「学期GPA」が参考になります。GPA値により得られる評価は下記のとおりとなり、学修状況を把握することができます。「学期GPA」のセメスターごとの推移を見ることで、「上り調子」「下降している」等が判断できます。

GPAの値 評価の平均値 学修・生活面の状態
4.0〜3.0 S評価〜A評価を平均的に修得 非常に優秀。問題はない。
2.9〜2.0 A評価〜B評価を平均的に修得 問題はないが、セメスターごとに下がってきている場合は注意が必要。
1.9〜1.0 B評価〜C評価を平均的に修得 ぎりぎり合格しているレベル。本人の学修姿勢により、急激に不合格が増える可能性もあり注意が必要。
0.9〜 不合格の割合が多い 学習面、生活面で問題を抱えている場合が多い。指導対象にもなるため、学修状況や生活面での見直しが必要となる。