Diverse Fields 多様なフィールドがある。
パイロットの夢に向かい、今、着実な一歩を踏み出す。
日本からミネアポリスを経由し、約13時間。アメリカ・ノースダコタ州、グランドホークス市。ここにあるノースダコタ大学航空宇宙学部はパイロット養成の名門校だ。飛行場には3本の滑走路を持ち、民間機も離着陸を行う。ここで現在、東海大学工学部 航空宇宙学科航空操縦学の学生約60名がパイロットを目指し、日々訓練を積んでいる。
![]() 東海大学工学部 航空宇宙学科航空操縦学専攻は、2006年に設置された。団塊の世代が大量退職し、パイロット不足に直面する航空業界で活躍する人材育成を目指し、全日本空輸株式会社(ANA)、航空大学校の全面的な協力を得ての設置だ。定員は40名。入学試験には航空身体検査に順ずる厳しい検査が課せられている。航空宇宙学科航空操縦学専攻に入学した学生は、2年目から約1年半、ノースダコタ大学に留学し、実機訓練を中心とした訓練を受ける。彼らは留学前に事業用操縦士、計器飛行証明、航空無線通信士などの学科試験にすでにパスしており、1年半の留学を終えた時には、民間旅客機のパイロットに必要な資格を全て取得することになる。
ノースダコタ大学では、2日間のブリーフィングを行った後、留学3日目から早速実機訓練が行われる。操縦かんを握るのは学生。隣に座った教官の指導を受けながら、離陸から着陸まで全て学生が行う。この学科に入学している学生のほとんどは、子供の頃からパイロットに憧れ続けてきた。「初めて操縦かんを握ってコックピットから見た風景は、一生忘れられないと思う。」と、皆が口を揃える。実機訓練を始めて、最初に与えられるパイロットの証は「ウイングマーク」と呼ばれるピンバッチ。プライベートパイロットとして、一人で操縦かんを握る資格が与えられる。教官からウイングマークを手渡され、学生はその場で胸につける。教官の「ナイス!よく似合うよ。」の言葉に顔を輝かせた。 「とにかく毎日飛べることが楽しい」「夢に向かって走り続ければ叶えることができる。その実感を得ることができた。」と語る学生たち。東海大学の卒業生がパイロットとして活躍する日も近い。 ![]() |
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