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活動報告 皆既日食の体験をより忘れられないものに!

2009年7月22日の皆既日食当日だけでなくその前後も含め、東海大学では数々の取り組みを展開しています。貴重な自然現象に立ち合う機会を、より実り多いものにするために、事前には天文学に親しんだり、日食についての知識を深めるセミナーなどを実施しました。すでに開催されたイベントを紹介しましょう。

東海大学皆既日食観測プロジェクトを実施しました。

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学校法人東海大学では、日本で46年ぶりに発現した皆既日食と部分日食を観測する教育プログラム「東海大学皆既日食観測プロジェクト」を、東海大学や付属諸学校など全国に広がる教育研究機関を結んで実施しました。皆既日食が観測できた太平洋上の海域に本学の海洋調査研修船「望星丸」を派遣したほか、各地で研究会や事前勉強会などを行ったものです。7月22日の日食当日には全国21カ所の観測拠点で様々なイベントを展開。湘南キャンパスを中心に各拠点をネットワークで結び、望星丸で観測した皆既日食の映像や各会場の様子などを番組に構成して全国に同時配信しました。

日食当日の湘南キャンパスでは、学生たちが中心となって番組制作や各拠点との連携・中継に取り組んだほか、2号館と野球場を主会場に「湘南フォーラム」を開催。同時配信した番組の上映や日食観測、こども日食教室、デジタル絵本上映会、日食を楽しむ実験など多彩なイベントを実施しました。この日は全国的に天候に恵まれませんでしたが、夏休みともあって親子連れが多数来場し、2100個の「日食メガネ」を配るほどの大盛況に。湘南キャンパスでは時折雲間から部分日食が観測でき、子どもだけでなく保護者や学生たちも興奮した様子で空を見上げ、2号館会場では大型スクリーンに望星丸から配信された皆既日食の映像が映し出されると、大きな歓声と拍手が響きました。また、東海大学チャレンジセンターの学生が社会福祉法人かながわ共同会「秦野精華園」と企画した日食に因んだオリジナル「日食パン」も用意した300個を20分で完売するなど、いずれのイベントも好評のうちに終了しました。

札幌や熊本、清水キャンパス、付属諸学校などの各拠点にも多くの参加者があり、天候によって観測状況に違いはありましたが、それぞれにイベントを楽しみました。各拠点からは、「ダイヤモンドリングの映像に感動した」「短い時間でも肉眼で観測できて良かった」「悪天候も含め、人知の及ばぬ自然の力を実感した」「観測できなかったが、クイズなどで日食について学ぶことができた」といった感想が寄せられました。湘南キャンパスでフォーラムの総合司会を務めた藤池瞳さん(教養学部3年次生)と渡辺大希さん(文学部2年次生)は「天気が悪くて不安でしたが多くの方に来場していただき感謝しています。反省点はありますが、各拠点の皆さんの力で最後は一体感のあるイベントにできたと思います」と口を揃えています。

なお、このプロジェクトは世界天文年2009日本委員会公認イベントであり、当日の番組はインターネットの「Yahoo!JAPAN」でも配信されました。日食当日の学園の観測拠点は次の通りです。

  皆既日食観測 太平洋上(奄美大島東・約470km) 海洋調査研修船「望星丸」
  日食観測拠点 北海道 札幌キャンパス
山形 山形高等学校
千葉 付属浦安高等学校・中等部
付属望洋高等学校
東京 付属望星高等学校
付属高輪台高等学校・中等部
神奈川 湘南キャンパス
付属相模高等学校・中等部
付属本田記念幼稚園
山梨 甲府高等学校
長野 付属第三高等学校
静岡 清水キャンパス
大阪 付属仰星高等学校・中等部
福岡 付属第五高等学校
熊本 熊本キャンパス
阿蘇キャンパス
鹿児島 奄美市
沖縄 学校法人東海大学沖縄地域研究センター

東海大学チャレンジセンター<サイエンスコミュニケーター> 企画「モバイルプラネタリウム!
みんなで楽しむ日食教室」が盛況。

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皆既日食に先駆けた2009年4月29日、東海大学湘南キャンパスで、「モバイルプラネタリウム!みんなで楽しむ日食教室」が開催されました。これは東海大学チャレンジセンターに、2009年度から発足したプロジェクト<サイエンスコミュニケーター>と理学部物理学科が企画・運営したイベント。同プロジェクトは、理科離れ対策のサイエンス教室などに取り組んでいる学生組織です。当日は、移動式プラネタリウムの出前を行っている横浜モバイルプラネタリウムを招き、皆既日食の解説や実際に観測する際のポイントなどを紹介しました。また、学生たちが日食にちなんで出題したクイズラリーなどのお楽しみも好評。学生や近隣の親子連れ、小学生など総勢165人が参加し、皆既日食への期待をふくらませた一日でした。

東海大学チャレンジセンターとは?

「学生時代に何か大きなことに挑戦してみたい」「夢に向かって一緒に活動できる仲間がほしい」そんな学生の意欲を応援するのが、東海大学チャレンジセンターです。学生たちの自由な発想を尊重し、自主的なプロジェクトを支援するしくみを充実させています。合言葉は、集い力・挑み力・成し遂げ力。学生たちがそれぞれの取り組みの中で、今、社会で最も求められる実践的な力を着実に身につけられるようサポートしています。

日食写真撮影講座を開きました

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東海大学チャレンジセンターのプロジェクト「サイエンスコミュニケーター」が6月10日、湘南キャンパス8号館で「感動を残そう☆日食写真撮影講座」を開催。多数の学生や教職員が参加しました。この講座は、世界各地の日食をWEBサイト上で中継する活動などを行っているNPO法人ライブ!ユニバースの下田哲郎氏(東京大学情報基盤センター職員)を講師に招き、ライブ!ユニバースが記録し続けた皆既日食を紹介して、「誰でも簡単に楽しく撮れる太陽写真教室」を行ったものです。デジタルカメラや家庭用ビデオカメラなどで皆既日食、部分日食を撮影するために必要な「写真撮影用NDフィルター」の使用方法やカメラの露出設定、三脚などの機材の応用法をレクチャー。さらに、肉眼で日食を観測する際の注意点について「一般的に“代用フィルター”になると言われている色の濃い下敷きや現像済みのカラーフィルム、フロッピーディスクなどは、可視光線は通さなくても目に害のある赤外線は簡単に通してしまい、網膜を傷つけてしまうので大変危険。必ず市販の日食観察メガネなどを使用してください」と呼びかけました。

当日はあいにくの曇り空となったため、校舎の屋上で実際に太陽を撮影する予定を取りやめ教室内での講座となりましたが、参加者からは「日食を大きなサイズで撮影するためにはどのような機材が必要か」「日食メガネはどこで手に入りますか」といった質問が多数寄せられ、今世紀最大級といわれる皆既日食への期待の高さがうかがえました。

東海大学では7月22日(水)にトカラ列島に発現する皆既日食、全国で見られる部分日食を、学園内の各キャンパスで観測する予定です。今回のイベントはその活動の一環として行ったもので、チャレンジセンターの特別プロジェクト「サイエンスコミュニケーター」学生日食チーム(sunks)が運営を担当しました。日食を通じて「環境を考え、感動し、地球や周りの人に感謝する」イベントの企画立案、運営を行っています。

関連リンク

東海大学チャレンジセンターはこちら
http://www.u-tokai.ac.jp/challenge/index.html

東海大学理学部物理学科はこちら
http://www.u-tokai.ac.jp/undergraduate/science/physics/index.html