ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013

ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013

社会的実践力を養う成長の場、東海大学チャレンジセンター

東海大学では、学生が社会的実践力を培う成長の場として「チャレンジセンター」を設置しています。この「チャレンジセンター」では、学生が主体となって、ものつくり系や社会貢献系などの自由な企画を立案する「チャレンジプロジェクト」と、少人数のグループで将来的に大きな活動に発展することを目的とした「ユニークプロジェクト」の二種類のプロジェクトが展開しています。 特に「チャレンジプロジェクト」には総合大学である本学の特色を生かし、「参加人数50名以上」「学科を横断してのメンバー構成」など厳しい認定条件が設けられているのも大きな特徴です。

さらに東海大学では、これらのプロジェクトに対し、資金や活動スペースを提供するとともに、プロジェクトアドバイザーやコーディネーターとして教職員を配置するなど、あらゆる側面から学生を支援しています。学生たちは、多様な仲間と集い、それぞれの意見をぶつけ合いながらプロジェクト活動を進めていく過程で、現代社会を生き抜くために必要な社会的実践力、すなわち「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を身に付けていきます。

また、チャレンジセンターでは「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を体系的に学ぶことができる「チャレンジセンター科目」を開設。コミュニケーション能力やマネジメント能力、問題解決能力を総合的に育成する演習型授業も展開しています。

少ないパワーで驚異的なパフォーマンスの乗り物を実現「ライトパワープロジェクト」

近年、温暖化などに代表される「地球環境問題」が深刻化し、国際的な議論や取り組みが活発に展開されています。東海大学チャレンジセンターの「ライトパワープロジェクト」は、「資源に乏しい日本の実情を踏まえ、科学技術による人類の幸福を目指す」という東海大学の建学の理念を背景に、「ものつくり」を通してエネルギー・地球環境問題に貢献することを目的に学生主体の活動として立ち上がりました。この「ライトパワープロジェクト」では、太陽光を動力源とする「ソーラーカー」、省エネルギー性能を追求する「電気自動車」、人の力だけで飛行する「人力飛行機」の各チームが、それぞれの車両や機体を自ら設計・製作し、国内外の大会で優秀な成績を収めています。また、各チームが協力し合いながら技術の向上に努めるほか、近隣の幼稚園児や小中学生を対象としたエコカー教室等を開催し、未来を担う子どもたちに、環境問題を考える大切さや「ものつくり」の楽しさを伝えています。

ソーラーカーチームの実績

「ライトパワープロジェクト」のソーラーカーチームでは、学生自らが設計・製作したソーラーカーで国内外の様々な大会に出場、輝かしい戦績を残しています。そのルーツとなる工学部チームが、オーストラリアの砂漠地帯を縦断する、総延長3,021kmの「ワールド・ソーラー・チャレンジ」(2009年大会から「ワールド・ソーラー・チャレンジ」に発展)に1993年、1996年、2001年の3回出場。2001年の大会では、平均70km/hの速度で完走を果たしました。国内の大会では、2002年の「ワールド・ソーラーカー・ラリー」で優勝。

2006年「ライトパワープロジェクト」発足後は、同年に台湾島南部で行われた「台灣2006世界太陽能車拉力賽 (World Solarcar Rally in Taiwan)」に本学と同名の台灣東海大學と協同参戦し、サーキットレースで3位、ラリーセッションでも6位入賞を果たしました。また2007年には「Dream Cupソーラーカーレース鈴鹿」で3位の実績をあげています。さらに、2008年、2010年には、南アフリカ共和国をほぼ1周する約4,200kmのFIA(国際自動車連盟)公認「サウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ」に、ラリードライバーで本学の卒業生でもある篠塚建次郎氏をドライバーに迎えて参戦し、総合優勝・大会連覇を成し遂げました。
今大会の前回大会である「グローバル・グリーン・チャレンジ2011」においては、欧米の強豪チームを抑え、2009年大会に続いて連覇を果たしています。

また、2012年の「サソール・ソーラーチャレンジ・サウス・アフリカ」でも優勝し、通算の国際大会連覇を「5」に伸ばしました。

その他、本プロジェクトは省エネルギー競技用の電気自動車、燃料電池車についても国内外で多数の優勝実績があり、高効率モータ作製などのノウハウも有しています。

関連リンク

東海大学チャレンジセンター

ライトパワープロジェクトHP