「東海大学 CHALLENGE CUP 2018 第6回マイコンカーラリー熊本大会」を開催しました

プロジェクトが熊本キャンパスで3月3日に、「東海大学 CHALLENGE CUP 2018 第6回マイコンカーラリー(MCR)熊本大会」を開催しました。MCRはマイクロコンピュータで制御された完全自律走行四輪マシンで、クランクやS字が設けられた幅30cm、距離55mのコースを走破する正確性やタイムを争う競技です。MCRが盛んでありながら大会数が少ない熊本でその機会を増やすとともに、電子工作やプログラミングの面白さを伝えようと、2013年から本学が主催しています。当日は熊本キャンパスで活動するチャレンジセンター・先端技術コミュニティACOTとメカトロマイスタープロジェクトのメンバーや基盤工学部の学生が運営をサポート。高校1・2年生のみが参加可能な「Advanced Class高校生新人の部」と、高校生・大学生・社会人を対象にした「Advanced Class一般の部」、参加資格に制限のない「Basic Class」に全国各地から約100名が出場し、各部門で優勝を争いました。

開会式では基盤工学部の岩橋正國学部長が主催者を代表してあいさつに立ち、「MCRはスピードを競う競技ですが、1位にならなかったといってそれまでやってきたことが無駄になるわけではありません。これからの長い人生の中で、形を変えていつか役に立つ日が来ると思います。練習し、工夫してきた成果を十二分に発揮できることを祈念しています」と語りました。続いて熊本県教育委員会教育指導局高校教育課指導主事の西村洋信氏が大会の概要や趣旨などを紹介し、基盤工学部の清田英夫教授がルールを説明しました。予選は走行回数無制限でベストタイムを争い、Advanced Class高校生新人の部上位16名、Advanced Class一般の部上位8名、Basic Class上位6名が、1対1の勝ち残り方式による決勝トーナメントに駒を進めました。Advanced Class高校生新人の部は熊本工業高校の中村将人さんが12秒87で、Advanced Class一般の部は小柳宏基さんが13秒06で、Basic Classは黒木慎二さんが22秒49で優勝。Advanced Class両部門の優勝者で争われたグランドチャンピオン決定戦では、小柳さんが13秒13で総合優勝に輝きました。

また、別の会場では小中学生を対象にした「マイコンレーサー・プログラム入門教室」も開催。基盤工学部の高橋将徳教授がプログラミングの基礎を指導し、それぞれが完成させたマイコンレーサーで実際のコースも試走。さらに、予選と決勝トーナメントの間には株式会社日立ドキュメントソリューションズの近野哲也氏によるデモ走行も実施しました。

自身も一般の部に出場したメカトロマイスターの山本公平さん(基盤工学部電気電子情報工学科1年次生)は、「もう少しいいタイムを残して予選を突破したかったので残念ですが、速いタイムの人も多くて刺激になりました」と話します。ACOTとメカトロマイスターのメンバーや基盤工学部の学生は、会場設営から当日の車検、レースの審判、写真撮影や記録なども担当し、ACOTの東竜次郎さん(同3年次生)は、「プロジェクトや学科の枠をこえて協力して運営し、いい大会にできたと思います。大会のレベルが年々上がっているので、運営側も一人ひとりがさらに高い意識を持って行動できればよりよい大会にできると思うので頑張りたい」と語っていました。

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