Challenge for the Borderless World(CBW)が「伊勢原イドバタ会議」を開きました

伊勢原キャンパスで活動している東海大学チャレンジセンター・Challenge for the Borderless World(CBW)が6月17日に伊勢原市の「だいろくコミュニティ広場 来るりん」で、第1回目となる自主企画イベント「伊勢原イドバタ会議」を開きました。医学部と健康科学部の学生で組織されたCBWは、今年度から本学チャレンジセンターの「チャレンジ・プロジェクト」に採択されて活動を開始。国境やマイノリティー、世代、農業、教育、医療といったあらゆる枠組みを越えたsocial capital(人のつながり)の創生を目指しています。本イベントは、医療系の学生と市民が対話を通じて学び合い、市の魅力や課題を発見するとともに、その課題を解説するために学生に何ができるかを考える機会にしようと実施したものです。当日は、市民18名とプロジェクトメンバー11名の合計29名が参加し、意見を交換しました。

3グループに分かれた参加者は、自己紹介に続き、「健康」「食」「教育」「趣味」から1テーマを選んでディスカッション。最後に代表者がそれぞれの結果を発表しました。参加者からは、「普段は会う機会のない人たちと話すことができて、視野が広がりました」「学生との対話は楽しかった」「在宅医療について考える機会になりました」などの感想が聞かれました。

CBWのプロジェクトリーダーを務める藤田耕己さん(医学部6年次生)は、「市民の皆さんと学生の双方に、学びや発見があったと感じています。意見交換の中では、“医師の人間力”に期待する声が印象に残りました。医療従事者を目指す学生が地域の人々の声に耳を傾け、さまざまな価値観に触れることは、人間力を養い、患者さんのさまざまな背景までも理解して治療を進めていくスキルを身につけるための、貴重な経験になったと思います。今後もさまざまな機会を設けて市民の皆さんと対話し、“人のつながり”をつくっていきたい」と話しています。

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