サイエンスコミュニケーターが平塚市のこどもの家でイベントを実施しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが8月21日山城子どもの家、8月22日大野子どもの家、8月23日みなと子どもの家でイベントを実施しました。本企画は、”子どもたちの健全育成”を目的に平塚市から依頼を受け、小学生以下の児童を対象に開催されており、本プロジェクトは2016年から実験ショーを行っており、今年で2回目となりました。

当日は、偏光板を筒型にしたもので、実際には存在しない壁(ブラックウォール)が現れる不思議な現象を見ることができる『ブラックウォール』、箱を覗くと小さな虹が見える『分光器』の2種類の工作実験と情報を光信号に変え発信し、光通信の仕組みを学ぶ『光通信実験』、トニックウォーター(※)内のビタミンB2が紫外線によって光る実験の2種類の実験ショーを行いました。また、光について考える時間を設け、「光の形はなんでしょう?」と質問をすると参加した児童から、元気よく「丸!」、「三角!」、「波!」など色々な答えが積極的に返ってきました。

参加した小学生からは「なんでこうなるの?」「自分で、なんでこうなるのか考えたい。」「もっと知りたい」などといった感想をいただき、保護者の方々からは「子どもが理系に進むので、理科を勉強できてよかったです」「理科が面白くなった」といった意見をいただきました。主催者の方からは「子どもたちが実験に興味を持ってくれてよかった。ぜひイベントをまた行っていただきたいです」というお言葉をいただきました。

広報リーダーを務める佐藤千裕さん(理学部化学科2年次生)は「分光器を通して、蛍光灯を見た子は『虹が見えるすごい!』と驚き、夢中なっていました。もっと実験したい子や、理科に対して興味の湧いた子もいました。また、子どもたちが実験ショーにおいて笑顔になるとき、私たちも嬉しかったし、楽しかった。来年も子どもの家で実験ショーを行いたいです。」と語りました。

※トニックウォーター…炭酸水に各種の香草類や柑橘類の果皮のエキス、及び糖分を加えて調製した清涼飲料水

こどもの家①.JPG

子どもの家②.jpg