阿蘇援農コミュニティープロジェクトが「春の短期援農」を実施しました

阿蘇援農コミュニティープロジェクトが4月11・12日と5月3日に「春の短期援農」を実施しました。本プロジェクトは阿蘇地域の農家を対象に、定期的に援農活動を行っています。短期援農では、土日・祝日などの休日を利用して活動に取り組んでいます。

4月11・12日の援農では、阿蘇郡西原村のアスパラ農家へプロジェクトメンバー12名が訪問しました。アスパラ苗の定植(※1)や、倉庫の床にビニールシートを敷き砂利を被せていく作業、ビニールハウス間の除草に取り組みました。作業中、農家から「苗の成長点を土に被せること」や「アスパラは定植してから十分に収穫できるまで3年はかかること」などアスパラ栽培における知識を教えていただきました。メンバーは、最初は慣れずに時間がかかったものの、作業を進めるにつれコツを掴み、効率よく出来るようになりました。

5月3日は阿蘇郡南阿蘇村のトマト農家に4名のメンバーが訪問し、ハウス栽培のトマト苗の定植を行いました。参加したメンバー全員がトマトの定植作業は初めてだったものの、農家からのアドバイスを受けながらビニールハウス内の黒マルチ(※2)を張った畝に、等間隔にトマト苗を植えました。トマトの収穫がしやすいように、メンバーは花が自分の方に向けて咲くように配置して定植を行いました。他にも次の定植に使うトマトの苗の作成や、使用済みのハウスのシートの片付けをしました。

訪問した農家からは、「人手が必要な作業が進み大満足でした。次も援農を希望したい」「今回だけでなく、毎年5月初めのトマトの定植をお願いしたい」などの感想を頂きました。

プロジェクトメンバーの椎山愛美さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)は「初めてのトマトの定植でしたが、農家の方はとても親切に対応して下さいました。活動を通じて少しでも農家の役に立てたことが嬉しく思います。」と語りました。

※1:定植・・・苗が一定の大きさまで成長した際に、最終的に育て上げる場所(畑)へ移し替えること。
※2:黒マルチ・・・等間隔に穴の開いた黒いビニールシート。苗植えの際に使用する。

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