科学技術振興機構「戦略的創造研究推進事業」

「戦略的創造研究推進事業」(「CREST」および「さきがけ」)は独立行政法人科学技術振興機構(JST)による支援事業で、我が国が直面する重要な課題の達成に向けた基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す創造的な新技術を創出することを目的としています。

事業の概要

JSTが社会的・経済的ニーズを踏まえ、国が定めた方針に基づいて研究領域を設定し、大学・企業・研究開発独立行政法人など多様な組織の枠を超えた時限的な研究体制(バーチャルネットワーク型研究所)を構築。科学技術イノベーションにつながる新技術シーズの創出を目指した課題達成型基礎研究を推進するもの。JSTが推進すべき研究領域と研究領域の責任者(研究総括)を定め、研究提案(研究課題)を領域ごとに募集し、総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。「CREST」は選定された研究代表者が研究チームを編成し、「さきがけ」は研究者が個人で研究を推進します。(JST資料より)

「さきがけ」について

研究領域のもとで研究者が個人で研究を推進する「さきがけ」は、9つの領域で募集があり、産学官各界の研究者から1563件の応募がありました。書類選考と面接選考の結果、90件の研究課題とその研究代表者と研究者が採択されています。

東海大学の採択事業と課題

東海大学の研究課題は、「さきがけ」の研究領域「炎症の慢性化機構の解明と制御」(研究総括:高津聖志 富山県薬事研究所所長)に1件が採択されました。この領域では、戦略目標を「炎症の慢性化機構の解明に基づく、がん・動脈硬化性疾患・自己免疫疾患等の予防・診断・治療等の医療基盤技術の創出」と掲げています。

がん細胞由来小分子RNAによる炎症細胞の制御

  • 研究型=通常型 研究期間=3年
  • 幸谷愛 准教授(創造科学技術研究機構)

研究課題の概要

EBウイルスが引き起こすがんでは、ウイルス感染に伴う炎症ががん発生に深く関与します。炎症細胞がないと腫瘍細胞は生存できません。元来ウイルス感染細胞を排除しようと集まった炎症細胞が、いつの間にかウイルス感染がん細胞を支持するように変化しますが、その原因はいまだ明らかではありません。本研究では、新しい細胞間コミュニケーターである「分泌性小分子RNA」からそのメカニズムの解明を試みます。

平成24年度 新規採択研究代表者・研究者および研究課題の概要新しいウィンドウを開きます

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