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開発工学研究科紹介

東海大学大学院開発工学研究科は、開発工学部の各学科の上に専攻をおいた修士課程として1995年に設置された。

現在、食糧、エネルギー、地球環境、健康・福祉、安全、コミュニケーションなど地球的・人類的問題として解決しなければならない問題が山積している。これらの課題の解決には、既存の専門化した学問体系にとらわれず、新しい発想に立った学際的な教育・研究が必要である。開発工学研究科は、学際的先端技術の分野である情報通信工学、素材工学、生物工学、医用生体工学の分野において、高度な専門教育と最先端の研究のプログラムを提供している。

これらの先端技術の開発に従事できる、幅広い分野への適応性と深い専門性を兼ね備え、人間性豊かな人材を養成している。その育成に向けて本研究科は次の教育方針の下に運営されている。

(1)問題解決能力の涵養:修士課程では、目標達成のための手法を自主的に判断して問題解決に当たりうる素養を養うための教育を行っている。基本的な法則性や概念の体系的把握は勿論であるが、それを応用・展開するなかで自ら問題や課題を発見し、それを解き明かす方法を考え、それを実施に移し解決するという、問題解決能力を研究実験や研究室ゼミなどを通して修得を図っている。

(2)専門性と総合性の養成:本研究科の4専攻は、それぞれにさらに細かい専門分野(学系)を含んでいる。修士課程の学生に専門的能力を与えるためには、それぞれの学系に応じた組織的カリキュラムによる教育を行っている。この場合、従来の大学院教育におけるように、修得講義科目をすべて学生の選択に任せる教育では、学生が専攻する研究分野に近い科目のみを選択し、同じ専攻の他の学系に関する基礎的視野が欠如する傾向を生み出しかねない。このため、本研究科においては、狭い専門分野に閉じこもることなく広い視野と見識を育てるために、各専攻の全分野において核となる講義科目を設け、これを必修として課している。

(3)産業界との連携:高度で幅広い専門的な見識は大学の中だけにいたのではなかなか育ち難い。企業と共同・委託研究などを実施されている先生も多く、さらには多数の企業に参加していただいている産学連絡協議会を通して、産業界の生の技術開発状況などに接する機会に恵まれている。正規科目として特許法・企業経営特論などの講義も開講されている。さらに、神奈川県内や静岡県内の複数の大学院と単位互換制度を有している。

(4)大学院での生活:大学院学生は在学時間の大部分を研究指導教員の実験室や研究室で研究実験に費やすことはどこの大学院でも同じであるが、本研究科では、実験室と同じ棟に自習室を大学院学生合同研究室として設置し、実験データの整理や自主的勉学のために使えるようにしている。また、9:00〜22:00開室(届出により夜間の利用も可能)しているコンピュータ実習室を大学院学生に開放し、より効率的な研究が行えるよう配慮している。

(5)東海大学大学院(理工系、博士課程)の設置に伴ない、開発工学研究科の多くの教員も博士課程の指導教員となった。したがって、沼津校舎においても博士号を取得し、研究者としての研鑽を積むことができる。

研究科の学位授与基準

1)論文の内容が学位申請者の主体的な発想に基づくものであること
2)研究内容を該当する分野の学術的状況の中に位置づけることができること
3)研究内容及び関連事項を適切に説明でき、提起された論点に対応できること
4)論文の内容に関して1回以上、学会または研究会等で発表していること

研究科の学位論文審査基準

申請者の論文の学術的意義、新規性、創造性、応用的価値の各側面について修士にふさわしい水準に達しているか、申請者が研究推進能力、研究分野に関する専門的知識、学術研究に関わる倫理性を有しているかが基準となる。

開発工学研究科専攻一覧

  • 情報通信工学専攻
  • 素材工学専攻
  • 生物工学専攻
  • 医用生体工学専攻