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産業の基盤である材料は、ますます広範囲にわたっており、要求される性能も多機能かつ高度になってきている。一方、材料の開発や利用による地球環境・資源への配慮は重要かつ緊急の課題となっている。このような状況下で、今後ともわれわれの生活水準を持続的に発展させていくためには、新しい材料や技術の開発に多面的視点から取り組むことができる技術者の養成が強く望まれている。このような観点から、本専攻では環境を意識しながら材料開発に携わることができる技術者の養成を目指している。また、技術者は社会のニーズに対して敏感であることが必要である。そのためには、大学外との接触が不可欠である。学外の研究者、産業界で活躍されている技術者による特別講義および特許法・企業経営特論などを通して、鮮度の高い生の情報を提供し、社会のニーズに応える技術者の養成も目指している。
(1)問題解決能力の涵養:目標達成のための手法を自主的に判断して問題解決に当り得る素養を養うための教育を行う。基本的な法則性や概念の体系的把握、その応用・展開のなかで自ら問題や課題を発見し、解決していくことができる能力を研究実験と研究室ゼミなどを通して養う。
(2)専門性と総合性の養成:産業技術の発展は、科学技術の発展とその技術を具体化する新しい材料の開発によって支えられてきた。したがって、新しい材料の開発には、材料への深い理解のみならず、先端科学技術への飽くなき好奇心が不可欠である。素材工学特別演習I〜IVでは、最新の優れた研究論文を輪読・議論することで、時代を先取りする研究課題について知識と好奇心を養う。一方において、近年、産業の発展による生活環境の悪化が注目されるようになってきた。産業技術を考えるときに、地球全体の環境負荷をも考えていかなければならないことが認識されてきた。これからの技術者は、科学技術のみならず環境を含めた総合的視点を持って技術開発に取り組んでいくことが要請されている。各授業科目では、材料と環境との関連についても積極的に取り組むことで、総合的視点を持つ技術者を養成する。
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