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海洋学研究科紹介

本研究科の範囲
海洋は、地球全体の環境や気候を制御する最も重要な要素であると同時に膨大な資源を抱えている。本研究科は海洋に関わる工学、科学、水産、生物科学の学問領域を教育研究の対象として、海洋の科学的理解と探究、地球環境の保全、人類共通の海洋資源の持続的利用を図ることを理念としている。このような理念に基づき、自ら課題を探究し、柔軟かつ総合的に思考・判断し、解決する能力の育成が教育目標である。

本研究科の歴史
本研究科は1967年に誕生したが、当時は「海洋工学専攻」(海洋に関する電子工学、計測工学、土木工学、船舶工学など)と「海洋資源学専攻」(海底鉱物資源、同地質学、水産学など)の2専攻であった。学部学科の整備と専門教員の充実によって、1974年度から「海洋科学専攻」(海洋物理学、海洋化学)が新設され、海洋資源専攻から海底地質学・固体地球科学などの分野がこの専攻に移った。

この結果、海洋資源学専攻には水産関係の分野と海洋生物科学の分野が残ったが、1992年に「海洋生物科学専攻」が新設されたため、海洋資源学専攻を「水産学専攻」へと名称変更を行い、現在の「海洋工学専攻」、「水産学専攻」、「海洋科学専攻」、「海洋生物科学専攻」の4専攻となった。これらの4専攻には修士課程が設けられている。

本研究科と(独)海洋研究開発機構は相互に連携し、教育・研究活動の一層の充実を図るため1999年4月より連携大学院を発足させた。また、2008年10月より静岡市内の国公私立大学(東海大学、静岡大学、静岡県立大学)で地域ニーズに応えるべく、三大学の生命・環境分野における教育力を結集した大学院連携教育を目的に、単位互換・学術交流協定を締結した。

本研究科の教育方針と特色
本研究科の各専攻では学部教育を基礎として、研究者の養成ならびに高度の専門的能力を有する人材の教育を教育方針としている。特に、自ら課題を探求し、柔軟かつ総合的に思考・判断し、解決する能力の育成に重点をおき、海洋に関する幅広い知識と視野を兼ね備え、論理的な物の見方・考え方や高度な専門技術を修得した人材を育成する。

前述のように本研究科は、海洋に関するあらゆる学問分野を教育研究の対象としているため、学際的な研究が可能であり、駿河湾に面し、海洋研究には絶好の地理的条件に恵まれている。

さらに、研究機関、設備、施設として海洋研究所(地震予知研究センター、海洋生物センター、水族生態研究センター)大型海洋調査研修船、小型船舶調査船、臨海実験所、各種実験場、スーパーコンピュータなどがあり、それぞれの分野で活発な研究活動に利用されている。

(独)海洋研究開発機構との連携大学院協定に基づき、大学院生は、優れた設備を備えた当機構で、教授(非常勤)の資格を得た研究員の指導により、研究を行うことができるとともに講義科目が開講されている。

海洋の研究は組織的に行われるようになってから日も浅く、今後の解明が必要な分野は多い。また、海洋は海洋基本法の制定を機に海洋政策が推進されていく中これから最も期待できる資源・エネルギーを含んでいる。

海洋の真理を探り、あるいは海洋開発に取り組む若い諸君の活躍に期待している。

研究科の学位授与基準

広い視野を有し、総合的な判断力を持ち、柔軟で適応力があり、高度な専門的能力を有すると判断されたものに学位を授与する。

研究科の学位論文審査基準

(1)研究テーマ:テーマの選択に妥当性があり、学術的・社会的意義および貢献が意識されていること。
(2)方法の適切性:テーマに対して、適切な手段(調査、実験方法、分析、考察)がなされていること。
(3)論文の記述:本文、図、表が十分かつ適切であり、結論に至るまでの論理性が確保されていること。
(4)論文の体裁:論文としての形式(全体の構成、引用文献等)が整っていること。

海洋学研究科専攻一覧

  • 海洋工学専攻
  • 水産学専攻
  • 海洋科学専攻
  • 海洋生物科学専攻