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理工学研究科紹介

科学技術は新たな知を生み出し、人類の未来を切り開く源である。

今世紀の科学は、情報化社会といわれグローバル化が一層進行する中で日進月歩を続ける電子情報科学、生物多様性と持続的循環型の環境保全をめざす地球生態系科学、遺伝情報の伝達に関係するゲノムとその発現に関する生命情報科学、そして著しい人口の増加と人類の食糧問題に対処するための生物生産科学が中心になってくるだろうといわれている。

産業革命以来の科学技術の進歩、特に前世紀における科学技術の革新は、豊かで快適な暮らしを可能にするとともに、著しい人口の増加をもたらし、人類を地球生態系の頂点にまで高めた。その反面、このような科学技術の成果は大量生産、大量消費、大量廃棄の社会システムをつくり、人類を含む全ての生物の生存の基盤を危うくさせるほど地球環境に影響を与えるまでになった。その具体的な事例が地球温暖化、エネルギー問題などに見られ、科学技術はこれまでの効率向上第一の姿勢から、地球環境の保全および持続可能な社会の構築を重視する方向へ転換を余儀なくされている。

北海道はわが国の中でも自然環境が多く残された地域であるとともに、わが国の重要な食糧基地と位置付けられる。わが国は食糧自給率が約40%と先進国の中では最も低い国だが、今世紀の人類の食糧問題を考えるとこのことは由々しき事態であり、北海道の重要性があらためて認識される。

理工学研究科では、このような社会環境の変化に鑑み、地球規模の諸問題に積極的に取り組み、人と社会と自然が共生できる新しい文明社会の実現に貢献することを本研究科の理念・目的とし、その達成のために、「電子情報工学専攻」と「環境生物科学専攻」の2専攻を設置している。本研究科のカリキュラムには、両専攻共通科目で、研究者のための理論展開・構築のための基礎、あるいは高度専門技術者のための実践的知識等を身につけるための「先端科学技術特論」、理工系科学・技術者に不可欠な実践的英語力を磨く「理工学英語特論」をはじめ、「特別演習」と「特別研究」の必修科目、数多くのバラエティに富んだ「特論」といわれる選択科目など、充実した授業科目が用意されている。また、教職科目も充実しており、必要単位修得後には、電子情報工学専攻では「情報」、環境生物科学専攻では「理科」の高等学校専修免許が取得できる。

なお、本研究科で学び、さらに高度な考究力と研究を極めたい大学院生のために、東海大学大学院博士課程への進学の道が用意されている。

理工学研究科が養成しようとする人材

本研究科は、上記のような社会のニーズと地球環境の保全に答えるために、自然環境や食糧供給面における北海道の特性を活かして、専門技術を駆使して学際的な研究に処することができ、研究活動を通じて積極的に社会貢献を果たすことのできる人材の育成を目指している。また、東海大学が希求する人と社会と自然が共生できる新しい文明社会の実現に貢献し、研究活動を通じ積極的に社会貢献を果たすことができる人材を養成することを目標としている。

研究科の学位授与基準(「理工学研究科学位授与基準内規」から抜枠)

1)専門知識及び技術を駆使して学際的な研究に処することができ、研究活動を通じて積極的に社会貢献を果たすことのできること
2)情報科学と生命科学の知識と技術をバランス良く身につけ、実社会に貢献しうる技術者となりうること(電子情報工学専攻)
3)環境と生物資源の課題に取り組み、理論展開・構築のための考え方や実践的知識を修得し、実社会に貢献しうる技術者となりうること(環境生物科学専攻)
4)科学と技術に携わるものに必要な倫理的態度を身につけ、問題発見・解決ができる専門技術者となりうること
5)当該分野における国内外の学会等での発表、質疑応答が可能なこと

研究科の学位論文審査基準(「理工学研究科修士論文審査基準内規」から抜枠)

本研究科教授会は、下記の基準を満たしている場合は、学位申請論文及び最終試験を「合格」と判定する
1)修士論文に当該分野における新規性が認められること
2)修士論文が当該分野における標準的な書式に則っていること
3)修士論文において、研究の背景、目的、結論、考察等が適切に記述されていること
4)修士論文発表会における発表の総合評価[別に定める基準(評価基準ルーブリック)の各要素の評価の平均]がC以上であること
5)修士論文を中心とした最終試験における質疑に適切に応答できること

理工学研究科専攻一覧

  • 電子情報工学専攻
  • 環境生物科学専攻