学校法人東海大学『第48回海外研修航海』が修了いたしました

総勢159名の研修団一行を乗せた海洋調査研修船「望星丸」が42日間の航海を終え、3月29日(水)早朝に清水港・巴川河口鉄道岸壁(通称)に無事に帰港いたしました。
 今回で48回目を数える海外研修航海は、2月16日(木) に清水港を出港し、父島(小笠原諸島)、ポンペイ(ミクロネシア連邦)、ヌメア(仏領ニューカレドニア)、マラカル(パラオ共和国)の4つの国・地域を42日間に渡って巡航しました。 寄港地のポンペイでは世界遺産のナン・マドール遺跡を散策し、ヌメアでは西洋化された独特の街並みを体感。最終寄港地のマラカルでは、パラオコミュニティーカレッジを訪問し、現地の学生とバスケットボール親善試合などの交流行事を行いました。また、船上レセプションでは、現地の皆様を望星丸に招待し、茶道や折り紙の体験、柔道・剣道の演武の披露などの日本文化の紹介を行い、今回の研修テーマである『通訳抜きの対話:世界と、地球と、人と自分と』を実践しました。 船内の共同生活や現地での活動など、通常の学生生活では体験しえない時間を過ごした学生たちは、かけがえのない友情を育み、一回り成長した姿で清水港に降り立ち、帰港式会場の付属静岡翔洋高等学校・建学記念ホールに移動いたしました。

  帰港式では、東海大学の山田清志学長が式辞の中で、海外研修航海の成果を学園の歴史に例え、船内や寄港地での経験を通じて、出港の時よりもたくましくなって帰ってきた学生たちを称えました。研修報告では、学生代表の松本碧学生長より、「最高の仲間に恵まれ、充実した航海でした。すべてが想像以上で、一生忘れられない経験を積めました。不安で一杯の船出でしたが、みんなに最高の航海だったと言ってもらえて、学生長としても充実した船旅になりました。」と42日間の研修報告が行われ、航海で育んだ仲間との絆を追懐しました。その後、谷口聡人団長から山田清志学長へ海外研修航海の『団旗』が返還され、山田清志学長からは海外研修航海の修了証が松本碧学生長に手渡されて、第48回海外研修航海は幕を閉じました。
 馬門勝冴さん(海洋学部1年次生)は、「最初に訪れた父島は本当に海がキレイで忘れることができません。色々な寄港地に行きましたが、最も印象的な景色でした。航海中、上級生とそれぞれの目標を語り合う中で、自分も負けていられないとモチベーションを高めることができました。この貴重な航海での経験をこれからの学生生活に生かしたい。」
林瑞葵さん(教養学部1年次生)は、「船内で仲間と過ごした時間が最も印象に残っています。寝食をともにする共同生活には、戸惑いもありましたが、最後は離れるのが嫌になるほど仲間たちと楽しむことができました。本当に貴重な経験を積むことができ、感謝しています。参加したいと考えている学生の皆さんには、絶対に行くべき!と伝えたいですね。」と感想を述べていました。

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