タイ・KMITLのスチャッチャウィー学長に名誉博士(工学)の学位を授与しました

タイ王国・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)のスチャッチャウィー・スワンサワット学長に10月31日、東海大学名誉博士(工学)の学位を授与しました。湘南キャンパス1号館のグローバル・アゴラで開かれた式典には、スチャッチャウィー学長のご両親や令夫人、KMITLの関係者と、学校法人東海大学の松前義昭理事長、髙野二郎副総長、東海大学の山田清志学長ら学園関係者が出席しました。

スチャッチャウィー学長は、土木工学が専門で、タイ国内外のトンネルの整備に携わるなど高度な研究開発業績をあげてきたほか、政府組織の役員や委員を多数務めるなど、行政面からもタイ学術界の発展に尽力しています。また、教育者として同国の理工系教育の充実と人材育成に貢献。KMITL工学部長在職時には、本学との人的交流の拡大による両大学間の交流活性化と友好関係の強化に貢献され、2015年からは学長として学術交流のいっそうの強化と新たな展開に向けて指導力を発揮されています。今回の名誉博士の授与は、これまでスチャッチャウィー学長が果たしてきた学術、教育、国際交流など幅広い分野における功績に対するものです。

式典では、松前達郎総長からの式辞を松前理事長が代読。スチャッチャウィー学長の功績と、昨年の熊本地震の折にはいち早くチャリティーコンサートをタイで開いたことなどを紹介し、「こうした活動は、両大学の枠を超えた両国の友好親善、ひいては世界平和の実現に寄与するものです」と語りました。その後、髙野副総長から学位記が、山田学長から記念メダルが、大学院総合理工学研究科の稲津敏行研究科長から記念の花束がそれぞれ手渡されました。

スチャッチャウィー学長は、「東海大学の名誉博士をちょうだいできたことは私にとって大変光栄なことで、私自身はもちろん家族、KMITLのメンバーにとっても忘れられない日となりました。東海大学とKMTILは1960年代から長年にわたって連携し、アジアにおける高等教育の発展に向けてともに貢献し、研究者のみならず学生、職員の交流も年々深まっています。単に知識を交換するだけではなく、異なる文化や伝統を学ぶ関係が出来上がっており、この連携がより強く、さらに進展することを期待しています。私は松前重義先生が取り組んできた活動を範として、大学の発展を図ってきました。その姿勢は今後も変わることはありません」と語りました。

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