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北林 照幸/キタバヤシ テルユキ

Teruyuki Kitabayashi
教授
- 学位:
- 博士(理学)
主要授業担当科目
- 素粒子論特論1
- 物理数学2
- 量子力学1
専門分野
- 素粒子理論
現在の研究課題
研究内容
物質を細かく砕いていくと、最後に残るもっとも小さな物は何だと思いますか? そし
て、そのもっとも小さな物の間にはどんな力が働いていると思いますか? これまで世界
中で行われてきた研究により、最後に残るのはクォークやレプトンと呼ばれる小さな粒で
あることが分かりました。原子核よりも小さい粒のことを、物理学では素粒子といいま
す。また、これらの素粒子の間には4種類の力が働いていることも分かりました。私たち
の住む広大な宇宙。この巨大な宇宙も、目には見えないほど小さな小さな素粒子が沢山集
まって作られているのです。そして、たった4種類の力が全宇宙を支配しています。私た
ちの研究室では、素粒子実験や宇宙観測で発見された現象を現在の素粒子理論で説明する
ことが可能かどうか? もし現在の素粒子理論では説明できないとしたら、現在の理論をど
のように修正すれば実験や観測結果を説明することが可能になるか? を研究しています。
所属学会
日本物理学会
入学をお考えの皆様へメッセージ
すぐに分からないことでも必ず答えは見つかります.ゆっくりあせらずに.
主な論文・著書
- T. Kitabayashi, 「Remark on the minimal seesaw model and leptogenesis with tribimaximal mixing」, Physical Review D76, 033002 (2007).
- T. Kitabayashi and M. Yasue,「Bi-pair neutrino mixing」,Physics Letters B 649, 478 (2011).
- J. Iizuka and T. Kitabayashi, 「Statistics of neutrinos and relativistic effective degrees of freedom in the early universe」, Physics of the dark universe 11, 54 (2016).
- T. Kitabayashi and Y. Kurosawa, 「Asymmetric dark matter and effective number of neutrinos」, Physical Review D 93, 033002 (2016)
- T. Kitabayashi and M. Yasue,「Formulas for flavor neutrino masses and their application to texture two zeros」, Physical Review D 93, 053012 (2016)