ハワイ大学からの短期留学生が札幌キャンパスで学びました

札幌キャンパスでは6月19日から7月19日まで、ハワイ大学で日本語を学ぶ学生5名を夏期短期留学生として受け入れました。ハワイ大学には敷地内に本学のハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)を設置しているなど関係が深く、本キャンパスでもこれまで多くの短期留学生が学んできました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で4年ぶりの受け入れとなった今回は5名が参加。キャンパス内の国際交流会館にドームアドバイザー(DA)としてサポートする日本人学生とともに宿泊し、日本語プログラムの受講をはじめ着物体験やフィールドトリップなど多彩なプログラムを展開しました。

6月28日の着物体験では、講師の方をキャンパスに招き、色とりどりの振袖や紋付を着用。留学生たちはお互いを撮影し、傘や刀を持ってポーズをとるなど和装を楽しみ日本舞踊にも挑戦したほか、浴衣姿に着替えて茶道も体験しました。7月7日にはフィールドトリップとしてアイヌ文化の振興や普及啓発を目的に2020年にオープンした白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)を訪問。国立アイヌ民族博物館や体験学習館、伝統的コタンなどをDAの学生たちと共に見学しました。7月13日には付属札幌高等学校の髙橋直子先生による書道体験を実施し、各々が好きな文字を選んで作品を制作。また、7月16日には第14回南沢ラベンダーまつりにてアサイボウルの露店を出店するなど、様々な体験を通じて、日本文化を学び、本学学生や教職員との親交を深めました。

DAを務めた伊藤百々葉さん(国際文化学部国際コミュニケーション学科3年次生)は、「自分自身、在学中の留学を希望していましたがコロナ禍などで機会がなく、1カ月にわたってアメリカの学生と交流できるDAに応募しました。共に生活することで考え方の違いなど気づきの多い体験になりました」と話します。また、伊丹琴音さん(同)は、「昨年9月から3カ月HTICに留学した際に顔見知りになった学生が今回はこちらに来てくれて、自分がハワイでお世話になったので恩返しができればとDAに参加しました。期間中は自分たちの授業の課題もあり、なかなかみんながそろう時間を持てないなど葛藤もありましたが、ハワイの学生たちは顔を見るとその日の出来事を日本語で話してくれて、お母さんになった気分を味わえました(笑)」と振り返ります。二人は、「留学生たちと生活を共にしながら、休日には映画館や買い物に一緒に行き、期間中に誕生日を迎えた留学生のお祝いのパーティーも開くなど充実した時間を過ごせました。また日常的に英語で会話するので語学力向上にもつながりました」と充実した表情で語っています。

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