アジア学科「アジア研究プロジェクトA」セブ島語学留学にてゴミ拾いボランティア活動と現地大学生との交流を行いました

アジア学科では毎年サマーとウインターセッションにセブ島語学留学の機会を設けています(科目担当 内藤耕教授)。フィリピンはタガログ語と英語が公用語で、子どもから老人まで皆英語を話します。外国人に質の高い英語教育を提供する語学学校が多いことでも知られており、日本から比較的近距離であること、滞在費がリーズナブルであることなどの理由から日本人にも人気の留学先です。本学からは毎期50名~70名ほどの学生が英語力に磨きをかけるため、セブ島にある複数の語学学校でマンツーマンの英語レッスンを受講します。

マンツーマンで英会話レッスンの様子

 ボランティア活動では、スラムに住む子供たちの教育と自立支援を使命に掲げるNGO団体Anya’sのあにゃさんが主宰しているAnya’s Homeに通う子どもたちと東海大学生が一対一で手を繋ぎ、ごみ袋を持って子どもたちの住むエリアのゴミ拾い清掃活動を行った後、あにゃさんの「どのようにすればゴミが減らせるのか、持続可能な社会へと変えるためには何をすればよいのか」という問いかけに対して、子どもたちとともに意見をまとめ、ラプラプセブ国際大学(LCIC)のホールにてプレゼンテーションを行いました。また、その後はLCICの大学生たちと意見交換会を行いました。

学生と子供たちによるプレゼンテーション準備

 参加した学生からは「スラム地区に入った途端に悪臭がして、本当にこの子どもたちがここで生活しているのか、と思いましたが、実際に彼らが住んでいる場所を見てショックでした。でも、子どもたちは明るくて笑顔が絶えませんでした。今まであまり考えたこともなかったですが、自分がどれほど恵まれた環境で育ってきたかを思い知らされました。」、「子どもたちや大学生ともっと話したかった。話したいことはたくさんあったのに、自分の英語力がないために上手く意思疎通ができなかった。今回の滞在期間で、英会話できる力をぜったいに身に着けたい。」といった声が聞かれました。今期の「アジア研究プロジェクトA」を内藤耕教授と分担担当した山花京子教授は「今回参加した学生たちは英語を通じて深い異文化理解ができることが大きな強みとなるでしょう。彼らがセブ島で逞しく成長している姿を垣間見ることができました。」と話した。

スラムでのボランティア活動集合写真