活躍する選手たち

東海大学レスリング部平野翔子選手

 多くの外国語を学びたい

もともといろいろな外国語を学んでみたいという希望があり、国際関係をしっかり学べる大学を探していました。東海大学は、父や姉の母校ということもあり、身近な存在だったのですが、さまざまな学部が湘南キャンパスひとつにまとまっていて、他学部の授業も受講できることや多くの外国語が学べることなどが決め手となり進学しました。
現在は英語のほか、中国語と韓国語を勉強しています。中国語は、英語の次に話す人口が多く、隣国ということ、また行ってみたいとも思うので、入学時から今までずっと授業を受講しています。さらに中国以外の外国人に対しても、挨拶や自己紹介ぐらいはその国の言葉で出来るようにしたいという希望もあります。スペイン語やロシア語、ドイツ語などの初級クラスも履修が可能なので、それにもチャレンジしたいと思っています。レスリングの大会などで顔を合わせる選手たちに、その国の言葉で挨拶するととても喜ばれるので、これからも続けて学んでいきたいです。

 大学で柔道からレスリングに転向

大学の試合で対戦する選手たちの多くは、小さいころからレスリングを始めていて競技経験が豊富です。しかし、私がレスリングを始めたのは大学に進学してからです。高校時代までは柔道部に所属していて、高校の先生から柔道での進学を勧められたのですが、まずは国際学科のある大学をと考えて探していました。
選んだ東海大学にレスリング部があったことと、父の勧めなどもあって柔道からレスリングに転向し、日本一を目指そうと思いました。柔道とレスリングは、技の掛け方に違いがあるのですが、スタミナなどの体力的な要素が影響するという点で似ているところもあります。スタミナ勝負では柔道をやってきた経験が活かされ、初めて出場した大会で優勝することができました。ただ、最初に勝ったことで、自分の競技スタイルを変えずに3年次まできてしまった面があります。今は基本に戻って練習しながら、技術レベルの向上に努めています。

 キャンパスライフとレスリングの両立

レスリング部の練習は週に4日から5日です。週末は出稽古を行い、休みもしっかり取り、生活にメリハリをつけるようにしています。1日を有意義に使えるようにと心がけているのは「早寝早起き」。夜の12時には寝て、朝6時に起きる生活を続けています。帰宅してから授業の予習・復習、勉強などをして、朝はアルバイトを行っています。授業のない午前中はトレーニング、授業の空き時間があれば図書館で過ごすことも多いので、ほぼ毎日、大学キャンパスのどこかにいるような感じです。
東海大学のレスリング部は自主性を尊重し、自分で練習内容などを組み立てたり、足りないと思うところをトレーニングしたりして、とても恵まれた環境で練習に取組むことができます。しかし、それは言い換えるとすべてが自己責任であり、今、練習をしないと後で自分に跳ね返ってくる、悔しい思いをするというのが目に見えています。そうなると自然と自分を追い込むことができ、何より目標があると自ら進んで頑張ろうと思えます。

 高い目標に向けて

試合は月に1回から数回、連続することも多いです。その中でも、8月の終わりにあるインカレで優勝することを、1つの大きな目標にしています。今は試合に出場しながら試合勘を鈍らせないようにし、よりレベルの高いところで戦えるように調子を整えているところです。昨年のインカレは、決勝戦で年下の選手に負けてしまい、本当に悔しい思いをしました。体力面での自信はありますが、経験や技術面では競技歴の長い選手に比べて劣っていると感じるので、基礎を固める練習を多く行っています。ほかの選手にとっては簡単に出来ることでも、私自身うまく出来ないと感じることもあるので、1つずつ技術の穴を埋めていくようにしているところです。




 グローバルに活躍したい

自分が学んだ語学を活かせる仕事に就きたいという希望はありますが、最近はスポーツに携わりたいという思いもあります。今は体育学部の授業なども積極的に受講し、スポーツのさまざまな面白さを学んでいるところです。チャンスがあれば社会人でもレスリングを続けていきたいのですが、実業団でプレーするというのは狭き門でもあり、こればかりは結果を残してからになります。国際学科に入学した理由の1つに、発展途上国で子供たちに体育や運動を教えたいという希望があったので、将来的にはそういった活動にも参加してみたいです。その際、語学とレスリングを活かせるのが一番の理想で、ずいぶんとグローバルな発想ではありますが、実現できるといいなと思っています。




【選手データ】

平野 翔子(ひらの しょうこ)
学部学科:教養学部国際学科3年次生
身長:166cm
生年月日:1989年7月1日
出身高校:日本大学藤沢高等学校(神奈川)
段位:三段(レスリング)、初段(柔道)
成績:
2009年度
JOC 3位
全日本学生選手権 3位
全日本女子オープン選手権 優勝
天皇杯全日本選手権 ベスト8
2010年度
東日本学生選手権 優勝