活躍する選手たち

東海大学男子陸上競技部長距離ブロック駅伝チーム主将 金子太郎選手

 競技と授業はつながっている

高校時代は、体育学部があって陸上競技が強い大学に進学したいと考えていました。東海大学に決めたのは、佐藤悠基選手(2009年3月卒業)が箱根駅伝で活躍するのを見たからです。トラックレースと駅伝の両方で活躍できる環境が、東海大学に整っているのも魅力でした。

東海大学の良いところは、オリンピックに出場経験のある先生方が多数いらっしゃって、その豊富な知識に基づいた指導をしていただけることです。体育学部には、駅伝に生かせるスポーツ栄養学などの授業があり、授業を受けることが競技の成長にもなります。スポーツと学問を両立させのではなく、競技と授業はつながっているのです。

受講して関心を得た授業は、高妻容一専任教授の「スポーツ心理学」です。私は高校時代から精神面が弱く、それが競技にも影響していました。しかし、高妻専任教授の授業を受けたことで、メンタル面を改善することの参考となりました。

 陸上は自分との闘い

競技をするうえで、壁に当たったりスランプに陥ることはありますが、自分自身を「未熟」と思うことで克服しています。良い記録や結果が出ない時は、初心に帰って、なぜ陸上に打ち込むようになったかを考えます。陸上を始めたきっかけは純粋に「楽しい」と思ったからでした。それならば、楽しさを追求すれば良いと思うようにしています。とはいえ、自分を超えない限りは、結果に結びつきません。陸上はつきつめると自分との闘いです。

また、駅伝チームの主将として、自分のことばかりでなくチームのことを考え、積極的にチームを引っ張っていきたいです。チームの見本になるようなことをしたり、チームのために自分を犠牲にすることは、自身の成長につながると考えています。




 次につながる結果を

今季は期待の新人選手が2名、入部しました。両名とも高校時代に一線級として活躍していたので、意志が高く、後輩ながらアスリートとして興味のある話も聞けました。技術や内面を成長させるには、ほかの選手の意見も積極的に聞くことが大切だと思います。

この新人選手たちを活かしながら、みんなの力をまとめあげ、チームのポテンシャルを最大限引き出すことが今後の課題です。今年の駅伝チームは1・2年次生が主体なので、箱根駅伝では次につながる結果を残したいと思います。






 あこがれの選手になりたい

私生活では音楽をよく聴きます。音楽のリズムには、走るテンポの参考になるものがあります。レース中に音楽を思い出し、調整することもあります。1・2年次生のころは、人と合わせて走るのが苦手でした。3年次生になって、相手のリズムに合わせることができるようになってきました。

卒業したら実業団で活躍したいと考えています。将来は、若い人たちにあこがれを抱いてもらえる選手になりたいです。そのためには、競技の成績や人間性をもっと磨いていかないといけません。

私の座右の銘は「我・行・精・進・忍・終・不・悔(ガ・ギョウ・ショウ・ジン・ニン・ジュウ・ク・ゲ)」。高校時代に先生から教わった言葉で、意味は自分に悔いを残さず最後までやりきることです。この言葉を胸に自分が決めた陸上という道を、最後まで突き進みたいと思います。