活躍する選手たち
東海大学女子柔道部主将 田知本愛選手
自然と柔道に打ち込んでいた
父親が柔道家でしたので、4歳か5歳のころから自然に柔道をやり始めていました。それからずっと柔道に打ち込み、高校時代に全国大会の団体戦と個人戦で優勝することができました。東海大学を志望したのは、山下泰裕先生(理事・体育学部長)の本を読んで、自分も先生に教えてもらえたらと思ったからです。さらに、先輩に塚田真希選手(全日本9連覇・北京五輪銀メダル)らがいたことも理由のひとつになります。武道学科を選んだのは、もちろん競技のためですが、将来、指導者になることも考えて進学しました。
自分で考えて行動する
大学の授業では「スポーツ心理学」が楽しいです。競技をレベルアップするために役立ち、高校時代と比べてかなりメンタル面が強くなったと実感しています。武道学科の勉強はためになりますが、これにプラスして東海大学は文理融合教育なので、いろいろな知識・コミュニケーション力・文化などが学べてとても良いと思います。ただ、大学は高校と違い、柔道の練習も、日常生活も、勉強も、自分で考えて行動しなければならず、良い結果を残せるかどうかは自分次第です。
目標はロンドン五輪
2009年7月にセルビアのベオグラードで開かれたユニバーシアード大会に出場しましたが、個人戦の初戦で敗れてしまいました。2009年は試合の間隔が近すぎて、調整がうまくいかなかったことが原因と思います。しかし、ユニバーシアードの団体戦で日本チームが優勝することができ、とてもうれしかったのを覚えています。自分は団体戦で4試合やって全勝、チームも韓国との決勝戦で5−0の完勝でした。個人戦と団体戦は、試合への心構えが全然違ってきます。個人戦は負けても自分だけの責任で済みますが、団体戦はポイントを取らないと敗れてしまうので、チームへの責任があります。
これからは個人戦が増えてくると思います。日本で良い成績を残して、海外で活躍できるように頑張りたいです。自分としては、1本を取る旧来型の柔道が良いと思っていますが、力負けする選手はさまざまな手を考えて応戦してきます。自分もそれに対応しなければならず、簡単にはいきません。現在の目標は、ロンドン五輪に出場することです。卒業後も実業団のチームに入って、柔道を続けたいと考えています。
柔道を通じて知り合った友達
自分は海外遠征によく参加しますが、実は英語が苦手です。だから、身ぶり手ぶりで伝えるようにしています。海外では、いつもチームのみんなと一緒に行動し、親睦を深めています。これまで行った国の中で楽しかったのは、高校2年生時のドミニカ共和国です。海が近くて、試合の合間にボートに乗ったりしました。大学に入ってからは、フランス遠征が印象深いです。日本語の話せるフランス人が結構いて友達もできました。
私の好きな言葉は「虎は死んで皮を残す 人は死んで名を残せ」です。この言葉のように、現役を引退しても、柔道を通じて知り合った方々に貢献でき、名前を残せたらいいなと思っています。
【選手データ】
田知本 愛(たちもと めぐみ)
学部学科:体育学部武道学科4年
身長:167cm
生年月日:1989年1月27日
出身高校:富山県立小杉高校
段位:弐段
主な大会成績
2003年 全国中学校 2位
2006年 高校総体(インターハイ)個人78s超級 優勝
2006年 高校総体(インターハイ)団体 優勝
2007年 全日本ジュニア体重別選手権大会 優勝
2008年 世界ジュニア選手権大会 優勝
2008年 世界柔道選手権大会(無差別) 3位
2010年 グランプリ デュッセルドルフ 優勝
※その他国際大会等で優勝または上位入賞あり