活躍する選手たち
東海大学女子ラグビー部横山里菜子選手
3年次生でラグビー部へ
ラグビーは小学2年生から始めました。もともと両親がラグビー好きで、小学生になる前から大学の試合などをよく観戦していました。両親は、兄にラグビーをやらせたくてラグビースクールに通わせたのですが、なぜか「私もやりたい」と言って始めたのがきっかけです。小学生時代は厚木市の小さなスクールへ、中学生時代は藤沢市のスクールへ通っていました。高校に入学してからは、初めは中学と同じスクールに在籍していましたが、高校2年の時に女子のクラブチームへ加入しました。練習は、スクールでは週1回(日曜)でしたが、クラブチームは週2回(火・土曜)で2時間ほどやっていました。
大学のラグビー部へ加入したのは3年次からです。実は東海大学に入学した際、ラグビー部の木村季由監督(体育学部競技スポーツ学科准教授)に挨拶に行き、「暇な時に気軽に遊びに来なさい」と声をかけていただきました。でも、ラグビー部に所属していなかったので、気が引けていました。入部したきっかけは、2年次生に同じ女性でラグビーをやっている林あかり選手がいて、その子が入部を希望し、「里菜子も一緒に入ろうよ」と誘われたからです。
楽しかったキャンプ実習
生涯スポーツ学科の必修科目でキャンプ実習の授業があり、3泊4日で大島まで行くのですが、それが大学生活で一番の思い出です。実習の内容は、みんなで食事を作ったりテントを張ったりするというもの。女子は現地にしっかりしたテントが用意されていますが、男子は大学から持参したテントをみんなで組み立てて宿泊します。食事のメニューは指定されていますが、飯ごうでごはんを炊いたり、カレーを作ったりして、みんなで楽しく食べました。現地に家族風呂があって、調理中に男女交代で入浴できます。このほか登山やシュノーケリングの実習を行うなど、山と海を満喫できました。実習に行くと、学科内の学生同士がすごく仲良くなります。私もやはり、そこで友達が増えました。編入した学生も「キャンプ実習に参加したから馴染めて友達が増えた」と話していました。
スポーツ心理学で自分の行動を確認
印象に残る授業は、高妻容一先生(競技スポーツ学科・教授)のスポーツ心理学です。自分が今までやっていた行動が、心理学的にも正しかったことを再確認しました。逆に正しくない行動もわかりました。高妻先生の授業は、先生の体験などを聞くのが主ですが、各授業の終わりには、その日聞いた内容を自分なりの言葉でレポートにまとめています。それも必死で。
私は全体的に暗記系の科目が苦手で、どちらかといえば数学などが得意です。しかし、英語の単語などは覚えなければなりません。そのために濃い青色のペンでノートにひたすら書いて覚えます。昔、濃い青で書くと覚えやすいと聞いたことがありますので・・・。勉強は朝する方が覚えが良くて効率的です。昼間はクラブ活動も行っているので、テストの前夜は疲れて勉強できません。そこでテスト当日の朝、少し早く学校へ行き勉強していました。
食堂とゼミ室がお気に入り
湘南キャンパスで気に入っている場所は、コムスクエア2階の食堂です。授業を受ける教室から近いこともあって、空き時間に友達と話したり、レポートを作成する時に利用したりしています。座る場所は窓際の武道館側(南側)で、春先は桜の花が、夏は緑がきれいです。最初は勉強するつもりで座っても、途中でついアイスなどを買って食べたりしてしまいますが・・・。ほかには、用事もないのに吉岡尚美先生(生涯スポーツ学科・准教授)のゼミ室に行きます。4年次生が結構そこに集まるんです。先生が「今から仕事をするから〜」って退出するように言われても、「静かにしてるんで〜」と言ってそのまま居座っています。
ワールドカップの出場を目指して
私は日本代表メンバーに入っています。15人制の日本代表で次の目標は、2014年の女子ワールドカップ出場を目指して2013年の予選を突破することです。大学卒業後になりますが、スタンスとしては現在と同じで、クラブチーム主体で練習などを行う予定でいます。また、今年は7人制ワールドカップの予選が始まります。どちらかといえば15人制の方が得意ですが、7人制でも日本代表に選ばれれば頑張りたいです。
将来はラグビーの審判に
将来は女性の審判ライセンスを取得したいです。ラグビーの審判制度はサッカーの制度と似ていて、どうせなら一番レベルの高いところ(資格)を目指したいと思います。理由は、特に審判に対する憧れとかではなく、女子ラグビーの場合、選手を引退された方が「自分がお世話になった」クラブで指導するケースが多いからです。私の所属するクラブの先輩も現在、審判の勉強をものすごくされています。
また、2016年の夏季オリンピックで女子ラグビーが競技として採用されることが決まり、女子日本代表の選手からも、レフリーでも日本代表を目指したいという声があります。それが自分がやってきたことへの恩返しにもなるし、私はこれで結構ラグビーのルールを知っている方なので、周りからも「将来、レフリーやりなよ!」って言われています。今年の秋ぐらいからカナダへ留学し、審判の勉強をしたいと準備を進めています。
【選手データ】
横山里菜子(よこやま りなこ)選手
学部学科:体育学部生涯スポーツ学科4年次生
身長:163cm
生年月日:1987年7月14日
出身高校:大和高校(神奈川県大和市)
ポジション:スタンドオフ(SO)
所属チーム:PHOENIX
日本代表歴(大会名/開催国・場所/成績)
2006年3月
「Hong Kong Women's Rugby Sevens 2006」(香港)
11位(1勝3敗)
2006年5月
「2006 ASIA WOMEN'S SEVENS」(ウズベキスタン)
5位(5勝2敗1分)
2007年4月
「2007 ASIA WOMEN'S SEVENS」(カタール、ドーハ)
2位(2勝2敗)
2007年11月
「2007 アジア女子ラグビー大会」(中国・昆明)
3位(1勝1敗)
2009年9月
「女子日本代表スコッド カナダ遠征」(カナダ・バンクーバー)
2009年11月
「女子ラグビーワールドカップ2010 イングランド大会アジア地区予選」(シンガポール)
代表決定戦敗退
2010年5月
「日本代表 VS 香港代表」(東京・秩父宮ラグビー場)
勝利(17−0)
2010年7月
「IRBアジアラグビーウィメンズセブンズチャンピオンシップ2010」(中国・広州)
4位(4勝2敗)
2010年11月
「シンガポールクリケットセブンズ」(シンガポール)
優勝(6勝)
2010年11月
「アジア競技大会(7人制)」(中国・広州)
5位(6勝1敗)
15人制 日本代表スコッドメンバー
7人制 日本代表スコッドメンバー
セブンスアカデミー 参加
(2010年11月23日現在)