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情報通信学部の教育研究上の目的、養成する人材像


情報通信学部は、情報メディア学科、組込みソフトウェア工学科、経営システム工学科、通信ネットワーク工学科の4つの学科で構成されている。当然のことながら東海大学の教育方針、教育目標に沿って、現代文明論・文理融合科目・現代教養科目による新しい教養教育を推進して、豊かな人生観、世界観、歴史観、倫理観を身に付け、現代において不可欠な総合的な判断力を発揮できる人材の養成を目標としている。また、主専攻科目においては、“情報”を共通のキーワードとし、その中で特にソフトウェアに主眼をおいた学部である。

上述のように全学に共通した教育方針に沿いながらも、学部独自のものとして次のような方針や目標のもとに教育し、人材を養成している。

  1. 広い視野を持ち、情報技術者としての倫理観を養う教育
    「情報の技術者は情報の技術のみを修得すればよい」というものではない。情報通信学部では、上述の現代文明論・文理融合科目・現代教養科目による新しい教養教育を推進していくという東海大学の教育方針に沿った全人教育に加えて、情報技術者としての倫理観と幅広い知識および国際的に活躍できる能力を身につけることを目指している。

  2. 国際的に活躍できる英語コミュニケーション能力を習得させる教育
    世界で通用する情報技術者になるためには、情報技術のみではなく、英語コミュニケーション能力を身につけることも不可欠である。本学部では、第1セメスターから英語を徹底的に教育し、高学年次には英語で研究発表ができるまでに成長した人材を育成することを目標にしている。そのために、少人数教育、能力別クラス編成などの工夫をするとともに、教育内容にも独自の工夫が凝らされている。個人個人の英語力の向上に伴って、それぞれがその上の目標を掲げて、4年間継続的に英語を学習する。高いセメスターにおいては、主専攻科目のプレゼンテーション演習Uおよびテクニカルドキュメンテーション演習Uにおいて、学習成果や研究成果を日本語を使わないで英語のみで発表することを目標としている。

    学習が順調に進み、卒業単位が予定通り取得できている学生諸君には、短期・中期・長期の留学を奨める。大学には「東海大学海外派遣留学制度」または「東海大学私費留学制度」があるので、活用していただきたい。

  3. 応用をきかせるための基礎および真に体得するための演習・実習・実践科目を重視した教育
    大学で学んだ学問を実社会で十分に応用し、活用できなければ学ぶ意味は無くなる。しかし、学んだことを応用することは、“言うは易し、行うは難し”である。学んだことを応用できるためには、基礎がしっかりと身についていることが必須条件である。すなわち、社会で十分活躍するためには学生時代に基礎・土台を確固たるものにしておくことが最も重要である。情報通信学部では、このような考えのもとに基礎となる学問を重視したカリキュラムを組んでいる。情報通信学部の4学科に共通の科目名称になっている数学に関連した導入科目を数多く配し、さらに専門基礎的科目も多く配置している。例えば、数理基礎・同演習、線形代数・同演習などは導入科目に相当する。さらに、低いセメスター(第1〜第4セメスター)で開講している主専攻の基礎科目の講義においては、いきなり難しい専門の話をするのではなく、導入的な内容をはじめに話してから専門の話に進んでいくように配慮されている。

    ほとんどの学問でそうであるように、情報通信工学の分野においても頭で考えるだけでは、十分な理解は得がたいものである。演習や実習を経験することによって初めて理解できたり、体得できたりするものである。このような考えの元に、情報通信学部においては演習・実習を重視している。全てのセメスターでなんらかの演習・実習が授業として盛り込まれている。これらの演習・実習科目と通常の講義をうまく融合さすことによって教育効果は一段とアップする。

  4. 知育に偏らない教育
    大学で体得していただきたい重要項目のひとつに「自分で考え、自分で解決していく能力を磨くこと」があげられる。それを手助けするために教員が授業を通して、あるいは教室外で教授したり助言したりしているのである。しかし、ここで気を付けなければならないことは、決して知育のみに偏重してはならないということである。“健全なる精神は健全なる身体に宿る”ということわざにあるように、立派な社会人に成長するためには、心身ともに健全であることが不可欠である。このような考えのもとに情報通信学部では、体育を必修科目としている。ここでいう体育とは、その授業時間のみにおいて体を動かして運動することを指しているのではない。一生を通じて体躯を養うことの重要性を学び、体育の時間以外でも自らが実践できるように学ぶことを指している。したがって、ただ単に単位が取れればよいという考えでは体育を学ぶ意味はほとんどない。

  5. 資格取得を推進
    情報通信学部で学んだ学生が就職活動に際して、あるいは就職後の本務に際して少しでも有利に、あるいはスムーズに活躍できるように資格取得を考慮したカリキュラムを構築し、資格取得を推奨している。どのような資格が得られるか、あるいはどのような資格を取得するのに有利かは学科によって異なるが、いずれも情報系の資格取得に有利になるように工夫されている。また、情報系の資格を取得すると資格の種類によっては卒業単位に加えられることもある。

●情報通信学部が養成しようとする人材

東海大学の教育目標、教育方針に沿って、現代文明論・文理融合科目・現代教養科目による新しい教養教育を推進して、豊かな人生観、世界観、歴史観、倫理観を身に付け、現代において不可欠な総合的な判断力を発揮できる人材を育成する。

このような東海大学の教育方針・教育目標に沿いながら、学部としては次のような人材を養成することを教育目標としている。すなわち、情報の基礎知識・基礎技術を身につけ、更にその基礎知識・基礎技術を社会で十分に応用できる柔軟性をも兼ね備えた人材、情報関連企業あるいはその他の企業の情報関連部門で積極的に業務にかかわり、さらにリーダーとなり得る素養を身につけた人材、グローバル化した社会において、国際的にも活躍できるように英語コミュニケーション能力も身につけた人材を養成することを教育目標としている。

以上のように大学全体の教育方針に沿いながら学部独自の目標や方針のもとで教育しているが、高いセメスターでの履修を推奨している主専攻科目は各学科の特徴を一層鮮明にしたカリキュラムとなっている。それらについては、後述の学科の教育方針・教育目標を参照していただきたい。


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