HOME > 学部・学科 > 海洋学部 > 海洋資源学科 > 教育研究上の目的・人材像

教育研究上の目的・人材像

学科トップ | 教育研究上の目的・人材像 | 学びの分野 | 学びのスケジュール | カリキュラム | 教員紹介 | 取得できる資格・免許 | 卒業後の進路

学科の教育方針と教育目標

人類の文明の進歩と発展は科学技術に依存する所が大きく、また科学技術は工業材料となる鉱物資源にその多くを依存している。近年の工業生産の多様化は、資源の需要を増大し、新素材の開発を強く要請している。

地球表面の3分の2を占める海洋は、鉱物資源の宝庫と考えられており、鉱物資源としてのマンガン団塊、熱水鉱床、コバルトリッチクラスト、海底下の石油及びメタンハイドレートを含む海底天然ガス等の調査と研究がなされてきている。また、この海洋資源は、ハイテク技術で必要不可欠なレアメタルの供給源となり得る可能性を有している。

本学科は、このような海底資源の探査・開発を目的に設立された。さらに、最近では、海洋資源及び沿岸の開発と海洋環境の保全・整備並びにプレートの移動に伴って発生すると考えられている海底地震の問題等、解決が急がれる多くの社会的・学問的問題を抱えている事から、従来の地質学、固体地球物理学及び情報処理学等を統合する地球情報処理学をベースに、固体地球科学の知識を広く修得させるとともに、得られた知識を基礎に実験及び実習を通じて、より普遍性の高い海洋資源学について学ぶことを教育目標としている。また、建学の精神に鑑み、思想・体躯・知能の自発的練磨を達成する為、基礎教育と専門教育との有機的連係を重視し、選択性に優れかつ教育的に均衡のとれた授業科目の配置が、セメスター制との適合に留意しつつ、なされている。

専門教育科目は、内容的に、(1)Marine Geo-Science(海洋底科学)と(2)Marine Geo-Technology(海洋底探査・開発)との2分野に大別されている。前者は、従来の海底地形学・海洋地質学・岩石鉱物学を含む海底の地学を主とした理学系教育科目から編成され、後者は、地球物理学・物理探査学・海洋資源開発学及び海底開発システム工学等の工学系教科目により構成されている。

1)海底地形・地質分野では、縁辺海及び大洋底の海底地形、海底堆積物の分布と組成、海底下の地質構造及びその成り立ちについて地史学的側面を含めて履修するとともに、それらの基礎としての海底鉱物資源の起源について学習する。

2)岩石鉱物資源分野においては、陸上鉱物資源と関連を持たせつつ海洋資源鉱物の基礎知識を習得するとともに海底を構成する物質の岩石学的・鉱物学的性質を明らかにする為の学習を行なう。

3)地球物理・物理探査分野では、地震波・音波・電気・重力・地熱及び放射線等による海底物理探査法の原理と応用を履修し、資源探査にとどまらず、海洋底の地球物理学的基礎知識並びに地球科学についても広く学習する。

4)海洋資源開発・海底開発システム工学分野においては、海洋鉱物資源を採取する為の学理とその応用を海洋資源開発・海洋開発システム工学等を中心に履修するとともに将来予想される海底作業用知能ロボットの開発を含む海洋開発機器の基礎についても学習する。

これら専門科目の標準的履修法としては、第4セメスターにおいて理学及び工学分野の基礎的内容(グレード番号200番台科目)をバランス良く履修し、第5セメスターで両分野の何れかに履修のポイントを置き、200番台の標準的講義を聴講する。更に第6セメスターでは、将来の進路を勘案しつつ、グレード番号300番台の上記の4分野の専門科目を履修する。第7セメスターでは、所要の単位を修得した学生は、400番台科目である海洋資源ゼミナールを受講する。このゼミナールは、海洋地質学・応用地質学・鉱物鉱床学・海底固体地球物理学・物理探査学・海洋資源開発学及び海底開発システム工学等よりなり、海洋資源学研究への前段階に相当する。第8セメスターでは、大学における最終的な履修の纏めとして海洋資源学研究を実施する。

海洋資源学科が養成しようとする人材

海洋資源学科では、上述したように地球情報処理学をベースに固体地球科学の知識を広く修得させるとともに得られた知識を基礎に実験及び実習を通じてより普遍性の高い海洋資源学について学ぶこと並びに広範囲な専門基礎学力を基に幅広いかつ専門的な視点と感覚を持ちながら問題を発見し自ら解決する能力を兼ね備える人材を養成することを教育目標としている。