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海洋は資源の宝庫です。この人類共通資産である海洋資源を、地球環境を保ちながら開発利用することが、22世紀に向けて我々に課せられた課題です。
本学科では、魚などの生物資源を除く海洋資源すなわち、マンガン団塊およびコバルトリッチクラストなどの鉱物資源、石油、天然ガスおよび海洋底に眠るメタンハイドレートなどのエネルギー資源などの探査・開発に向けて、地質学、地球物理学および情報処理学などを統合する地球情報処理学をベースに、固体地球科学の諸分野の知識を修得するとともに実験・実習を通じて知識の活用能力の習熟を図ることを教育目標としています。また、建学の精神に沿う教養教育と専門教育との有機的な連携を重視し、選択制に優れ、かつ教育的に均衡の取れたカリキュラムが用意されています。例えば、高校において地学、物理、化学および微分積分を学ぶ機会がなかった学生は、「一般地学」、「基礎力学」、「基礎化学」、「微分積分」を学んで基礎学力を整え、その後に専門科目を履修すれば、本学科の教育目標を達成し、技術者ならびに研究者になれるようになっています。すなわち、自己の学力の進捗状況に合わせて勉学ができる仕組みになっています。
46億年前に誕生した地球は、岩石、地層ならびに地殻などに変化の過程を示す情報を残し今日に至っています。例えば、陸地の構造は、衛星画像による構造線の把握、地質野外調査、化石・放射性同位体元素による層序の同定、岩石の構成鉱物、流体包有物による岩石生成環境の特定、地震・重力による地下構造推定ならびにGPSを活用した陸地変位の測定などからわかります。また、海洋底の地形および構造、底質の堆積速度の推定、海底地震の大きさ、ならびにプレートの沈み込みなどの情報は、「地質学」、「海洋地質学」、「物理探査学」、「海洋地質調査法」の学理を基に収集されます。さらに、これらの情報は地理情報システムを活用してデータの統合・解析が可能です。本学科では、これらに対応して、一般地学に始まりデータ処理の最先端を行く地理情報システムまで、Marine Geo-Scienceの勉強と研究を行うことができます。
人類共有の資産である海洋底鉱物資源は、人間が立ち入ることができない深海にあります。これらを人類のために経済的に採取するには、資源量の調査と開発システムの確立が必要です。本学科では、これらに対応して、物理探査技術、海洋開発技術の基礎から深海開発システムまで、Marine Geo-Technologyの勉強と研究を行うことができます。
本学科では、中学・高等学校教論一種免許状(理科)、博物館学芸員資格ならびに測量士補の免許を取得できます。卒業生は、地質コンサルタント、海洋調査、建設業、機械メーカー、コンピュータ関係の分野ならびに官公庁等で広く活躍しています。
海洋地質
海底の地形や地質構造の研究、海底の資源探査、駿河湾の活構造について海洋地質学的な立場より研究を行います。また、計算機を利用した海洋地質学的資料の解析技術についても学びます。
岩石・鉱物
われわれの周りは、岩石や鉱物からできています。それぞれに形成された歴史を残しています。何億年前から、最近の火山活動まで含まれていて多様な自然を示しています。銅・鉛・亜鉛など生活に欠かせない金属も、鉱物の濃集した鉱床として形成しています。
海底開発
システム工学
人類共有の資産である海底エネルギー資源・鉱物資源の開発を目指して、資源回収システムの開発ならびにその運用をシミュレーションにより検討します。
物理探査
「地面に電気を流したり、叩いたりすることで地下の様子を探ろう」というのが物理探査です。地球を傷つけません。石油や金など地下資源の発見や、遺跡調査などに貢献します。
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