入学して最初に開講される初期病院研修では、高度救命救急センターで当直実習を行い、現場を体験します。個別体験学習では、付属病院の各部署に加え、基礎研究室などで3週間の実習を実施。2年次には、地域の介護施設や養護施設で1週間の体験実習を行います。現場を体験することによって、医療を取り巻く環境や、仕事への理解を深めていきます。5、6年次に行われる「クリニカルクラークシップ」は「診療参加型」の臨床実習方式で、チーム医療の一員として診療に参加します。知識だけではなく、基礎診療技能や、現場での判断力、思考力、またコミュニケーション能力など、医師として求められる素質を養い、現場で活躍できる人材を育成します。
知識偏重であった従来型の教育を排し、「自己学習能力」の向上を目標にしたCOS(Case Oriented System)カリキュラムを提供しています。これは、疾患などに関する具体的な事例を学生に提示し、学生たちが自ら診断や治療に必要な情報を収集。論理的なアプローチで導き出した結論をわかりやすく発表するというもの。これは、アメリカ・ハーバード大学医学部のカリキュラムを基につくられました。このプロセスを通して、コミュニケーション能力とともに「自学自習」の能力を身につけます。また、グローバルな視野をもつ医師となるために海外留学制度も充実。留学先では、現地の医学生と一緒に臨床実習を体験することができます。
編入学制度の充実も特徴のひとつで、40名を編入学の募集枠として設けています(入学定員110名)。合格者は2年次に編入し、専門的な医学知識や技術を修得するカリキュラムに参加します。編入の選抜試験は英語と適性試験などで、医師を目指す上で基本的な要件や資質を判断します。この制度では、本学学生はもちろん、他大学の卒業生や社会人、また大学卒以外にも受験資格があり、広く門戸は開かれています。そのため、幅広い人材が揃っており、医療への高い志をもった学生が数多くいます。学ぶ意欲と能力があれば、どのような社会的背景をもっていても、入学は可能。国際的に活躍できる医師になることもできるのです。

東海大学医学部では、建学の精神に基づく「科学とヒューマニズムの融合」の精神の下、医学や生命科学に関する最新の知識と、生命に対する尊厳を忘れない温かな人間性を兼ね備えた「良医」を育成することを養成すべき人材目的として掲げています。
(
「東海大学医学部教育に関する規則」より)
東海大学医学部では以前より「生命倫理」に基づく人間性豊な良医の育成に努めており、実際の症例から学ぶ少人数制の教育をベースとした“人間重視”の個性的な医学教育を進めてきました。その基盤となるのは恵まれた教育環境です。2006年にリニューアルされた付属病院は、高度救命救急センターやがん拠点病院など地域の中核病院としての役割を担っており、学生参加型の臨床実習を行うには理想的な環境であると言えます。また、キャンパス内には看護・福祉の専門職を育てる健康科学部も併設されており、将来、一緒にチーム医療に臨む仲間たちとのパートナーシップを早くから築くことができます。1年次には湘南キャンパスでの授業も多くあり、他学部の学生との交流もはかれます。これからの医師に求められるのは、確かな医学知識や技能、そして豊かな人間性です。総合大学ならではの多様性に富むキャンパスライフは、広い視野と豊かな人間性を培う場となるでしょう。ぜひ、医師を目指す諸君らは、東海大学医学部で社会が求める「良医」として羽ばたいてください。
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