平成26年度「保健師・助産師・看護師」実習指導者講習会を開講しました

健康科学部看護学科では、昨年9月6日から12月6日まで伊勢原キャンパスを主な会場に、平成26年度 「保健師・助産師・看護師」実習指導者講習会(神奈川県リーダー育成研修委託事業)を開講しました。この講習会は、看護の現場における実習指導を行う上で 必要となる知識や技術、態度についての理解を深め、実習指導者としての能力を高めてもらうことを目的とするものです。保健師・助産師・看護師として3年以 上の看護経験を有し、病院で実習指導を担当しているか、今後担当する予定のある看護職者を対象に毎年開講しており、21回目となる今回は県内の各施設から 40名が参加しました。

講習は、本学科教員をはじめ、医学部付属病院看護部、伊勢原校舎学生相談室・図書館司書、他施設からの講師陣により、受講者が実習指導者としての能 力を総合的に高められるよう広範な陣容で構成。カリキュラムは、1「看護基礎教育過程における実習の位置づけおよび目的を知る」、2「指導対象の特性を知 る」、3「教育の原理を学び、実習指導への応用方法を知る」、4「実習指導を行うにあたって必要な諸理論について知る」、5「実習指導の具体的な方法を知 る」、6「実習指導者のあり方を明確にする」、7「多面的な視点から看護を捉え、今日の看護に対する理解を深める」の7項目で、受講者はそれぞれ17時 間~60時間をかけて学びながら実習指導者としての資質を磨きました。

最終日となった昨年12月6日の午前中は、「実習指導の実際」としてグループワークの成果を発表。6グループに分かれた受講者がそれぞれに目的とし てきたテーマの達成度などについて振り返りました。午後には閉講式が開かれ、修了証が授与されました。受講者は、「研修を通じて出会った仲間と看護や実習 に対する思いを語り合い、自分自身を見つめ直すことができました」「先入観をなくして学生の表情や行動を観察し、その思いを推し量り、タイミングを外さず にかかわりが持てるように努めていきたい」「学生の成熟度に合わせて、主体的に学べるようにサポートしていきたいと思います」などと感想を語りました。ま た当日は、受講者が所属する施設などを中心に外部からも23名が聴講。「受講者が成果を持ち帰り、それぞれの看護現場でリーダー的な存在として活躍するこ と期待しています」といったコメントを寄せていただきました。

平成26年度「保健師・助産師・看護師」実習指導者講習会を開講しました