地域創造学科の植田俊 特任助教のゼミナールに所属する学生有志が「アウト・メディア・プロジェクト」を開催しました

国際文化学部地域創造学科の植田俊 特任助教のゼミナールに所属する学生有志が3月13日、札幌キャンパスに近い南沢福祉会館で「アウト・メディア・プロジェクト」を開催しました。地域の小学生や保護者らを対象に、テレビゲームやインターネット、スマートフォンなどの「デジタルメディア」が中心となってしまいがちな子どもたちの「遊び」(生活)を見直し、その改善を目指すことが目的です。昔遊びやボードゲーム、カードゲームといった”アナログ”な遊びを通じて、親と子ども、地域住民の交流を通じて子どもの発育・発達について考えようと昨年11月に続いて2回目の実施となりました。なお、プロジェクトは、北海道内の子どもたちに望ましい生活習慣を定着させることを目指して、”ノーゲームデー”の制定などを呼び掛けている「どさんこアウト・メディア・プロジェクト」(北海道教育委員会)など、道内の各自治体に拡大・定着しつつある教育の取り組みに呼応する形で展開しています。

約20名が参加した当日は、小樽市の玩具店「キンダーリープ」の秦健悟さんが講師を務め、まずはコマ回しや皿回し、けん玉などの昔遊びを体験。続いて、秦さんが子どもの成長過程においてデジタルメディアを離れ、アナログな遊びに触れることの大切さを説明し、「すぐに自由に遊ぶことが難しい”昔遊び”は、何かを身につけるときに重要な”見て””聞いて””真似する(やってみる)”サイクルが不可欠。楽しみながら繰り返すことで、自然、社会、日常に興味を持ってもらえれば」と話しました。また、カードゲームやボードゲームの体験では、事前にルールなどを覚えてきた学生4名が子どもたちの指導役を務めました。

参加者からは、「小学生の子どもとこんなにも一緒に遊んだのは久しぶりで、大人も楽しめました」「カードゲームの種類の豊富さに驚きました。また機会があれば参加したい」といった声が聞かれました。学生たちは、「地域の子どもたちと触れ合う機会は普段はほとんどなく、貴重な経験を積めました」「私たちも子どものころから昔遊びをすることは少なかったので、新鮮な気持ちでプロジェクトに臨んでいます。今後もアナログな遊びの魅力を伝えていければ」と感想を話していました。

1.jpg

3.jpg

4.jpg

5.jpg

6.jpg