生物学科の学生有志が札幌キャンパスで「むしてん」を開催しました

生物学部生物学科の学生有志6名が12月5日から9日まで、札幌キャンパスN棟玄関前のホールで、「むしてん」を開きました。標本や生体をはじめ、昆虫採集の道具や珍しい昆虫をモチーフにデザインしたTシャツ、写真作品などを展示して、来場者に昆虫の魅力を伝えたいと初めて実施されたものです。企画したリーダーの竹本拓矢さん(4年次生)は、「間近に昆虫に触れていただくことで、造形の美しさや無駄のない機能性、種類によって細かな違いなど、あらためて発見できることも多くあります。”こわい””気持ち悪い”といった昆虫への負のイメージを払しょくする機会をつくりたいと考えました。生き物について学ぶ学科なので昆虫好きも多く、それぞれが得意にしている分野もあります。そういった仲間に声をかけて標本などを持ち寄りました」と語ります。

学生たちは、展示会などを通じて作品展示の方法に詳しい国際文化学部デザイン文化学科の教員らからアドバイスも受けて、世界中の昆虫や貴重な個体、生体など400種あまりを陳列。会期中はメンバーが常駐し、訪れた学生や教職員、近隣住民らに標本の作製方法や採取の様子、さまざまな昆虫が地域ごとに大きさや色が違い、それぞれに特徴をもつことなどを丁寧にレクチャーしました。当初は7日まで3日間の開催予定でしたが、来場者が多く好評を得たことから急きょ9日まで延長を決定。期間中は、休み時間に通りがかった学生が真剣な表情で標本に見入ったり、近隣の小学校の放課後に子どもたちが駆けつけて昆虫に触れたりと盛り上がりを見せました。

竹本さんら学生たちは、「初めての企画で準備は大変でしたが、来場者の方たちから”意外ときれい”とか”虫に抵抗があったけれど、触ってみると大丈夫”などポジティブな反応を得られて、やってよかったと感じています」「子どものころから『虫好き』で、採集して標本をつくったり、生体を飼ったりしてきました。そういった趣味から大学では生き物について学びたいと生物学科に入学しましたが、これまでの成果を多くの人にみていただけるこのような機会を得られてうれしく感じています」と充実した表情で語りました。

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