生物学部の学生が付属浦安高校・中等部のサイエンスクラスの授業をサポートしました

生物学部海洋生物科学科3年次生の貫洞千夏さんが、9月19日に付属浦安高校・同中等部のサイエンスクラスを対象としたインターネット授業をサポートしました。浦安高・同中等部では、理数系に興味のある生徒を中心にサイエンスクラスを構成し、毎週火曜日と金曜日の放課後に課外授業を、月1回程度休日に校外学習を実施しています。今年度は、「東京湾を科学する」と「船を学ぶ」のプログラムが笹川平和財団海洋政策研究所の「海洋教育パイオニアスクールプログラム」に採択されており、9月9日に浦安高・同中等部で行われた「東京湾を科学する」の授業では、本学科の櫻井泉教授が二枚貝や干潟について講義し、翌10日には櫻井教授の案内で県内の干潟を観察して歩きました。


「船を学ぶ」の授業では、これまで東京・お台場の船の博物館や、三井造船を訪ねて学びを深めてきました。今回はインターネットを使い、北海道・紋別にある「氷海展望塔 オホーツクタワー」と浦安高・同中等部をスカイプでつなぎ、オホーツクタワー研究員の村井克詞さん(海洋学部卒業生)と、同タワーで学外技術実習に取り組んでいる貫洞さんが授業を行いました。はじめに村井さんが紋別市の概要や、オホーツク海で流氷を観察できる流氷砕氷船「ガリンコ号Ⅱ」などを紹介。続いて貫洞さんが、「海の表層から海底まですべて-1.8度以下にならないと海水は凍らないので、日本海や太平洋では流氷を見ることができません」といった流氷の仕組みを紹介し、クイズを交えながら生徒たちに海の不思議を伝えました。最後に村井さんが、「流氷とクリオネを送ったので、ぜひ手に取って見てください」と話すと歓声が上がり、生徒たちは熱心に観察していました。


参加した生徒たちは、「毎年、冬になるとニュースで北海道の流氷の話題を目にします。今日はその仕組みや、ガリンコ号についても知ることができてよかった。いつか、ガリンコ号にも乗ってみたいです」「普段聞けない専門的で貴重な話を聞けて、勉強になりました」と話していました。

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