生物学科の学生有志が昆虫を展示する「むしてん」を開催しました

生物学部生物学科の学生有志4名が11月8日から15日まで、札幌キャンパスN棟玄関前のホールで、「むしてん」を開きました。標本や生体をはじめ、昆虫採集の道具、専門書などを展示して、来場者に昆虫の魅力を伝えたいと昨年12月に続いて実施されたものです。メンバーの南 芳生さん(4年次生)は、「むしてんは、昨年度に4年次生の先輩たちが中心となって、『間近に昆虫に触れていただくことで、造形の美しさや機能性、種類ごとの細かな違いなどを知ってもらい、昆虫好きを増やしたい』と始まりました。残念ながら学科内では虫好きの学生が減っているので、今年度も開催することで継続的なイベントにすることを目標にしています」と話します。

学生たちは、それぞれのコレクションの中から貴重な個体の標本や生体などを多数陳列。会期中はメンバーが常駐し、訪れた学生や教職員、近隣住民らに標本の作製方法や採取の様子、さまざまな昆虫が地域ごとに大きさや色が違い、それぞれに特徴をもつことなどを丁寧にレクチャーしました。期間中は、休み時間に通りがかった学生や教職員が真剣な表情で標本に見入ったり、近隣の小学校の児童たちが駆けつけて昆虫に触れたりと盛り上がりを見せました。

南さんら学生たちは、「メンバーは皆昆虫ファンですが、このような趣味の活動もファン人口が減ってしまうと活動が難しくなってしまいます。イベントを通じて学生や地域の子どもたちに少しでも虫に興味を持ってもらい、『昆虫』を趣味にする人を増やしたい。まずはその魅力を知ってもらえれば」と充実した表情で語っていました。

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