「第21回東海大学サイエンス・ワールド」を開催しました

海洋学部では8月22、23日の2日間、地域の小学生を対象とする科学実験教室「第21回東海大学サイエンス・ワールド」を清水キャンパスで開催しました。静岡市との包括協定事業の一環で、地域の子どもたちに科学への興味・関心を高めてもらうことを目的に、2004年度から本学の教員が講師となって実施しています。今回は約200名の児童と保護者が参加し、講義の運営には学生がサポートにあたりました。

物理を学ぶ「ロケットをつくろう~きみのはどこまでとぶか~」では、竹串やスーパーボールを使ったオリジナルロケットを作成。ストローに羽や重りをつけたロケットを竹串に刺したスーパーボールの力で飛ばし、楽しみながらエネルギー保存の法則を学びました。子どもたちは、「落とす角度を変えると飛ぶ方向が変わる!」「ボールを増やしたらどうなるかな」と、思い思いの方法で飛距離を伸ばそうと挑戦しました。生物をテーマにした「磁石と生きもの!~磁力と生きものの関係を知ろう!~」では、ハトやサケなど、地磁気を利用して方向を感知する生きものについて教員が解説。講義の後には銅線と乾電池を使って「乾電池電車」をつくりました。コンピュータについて学ぶ「CDコマ!~何色が見えるかな?~」の講義では、「ベンハムのコマ」づくりに挑戦しました。CD-Rの表面に黒いマジックで模様を描き、コマにして回すと人によって赤、青、オレンジなどさまざまな色が見える現象を観察。光の3原色が組み合わさって見える色のパターンや、コンピュータ上では約1677万通りの色が作られる原理などを学びました。また、昼休みには英語教員とネイティブの教員が「英語で遊ぼう!」を実施し、海洋生物の英語名を使った釣りゲームで英会話をしながら盛り上がりました。

参加した子どもたちは、「簡単にできるのに面白い実験が多かった」、「大学生と一緒に実験して遊んでもらえて楽しかった」と笑顔で話し、保護者からは、「大学でのイベントは安全面がしっかりしているうえに、内容も充実しているので、毎年参加しています。自由研究の宿題にも積極的に取り組むきっかけになっていて助かります」といった声が聞かれました。

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