大船渡港野々田地区岸壁で海洋調査研修船「望星丸」を一般公開しました

学校法人東海大学では7月5日に、岩手県大船渡市の大船渡港野々田地区岸壁で、本学所有の海洋調査研修船「望星丸」(全長87.98m、全幅12.80m、国際総トン数2,174トン)の一般公開を実施しました。本学では、教育・研究活動を広く紹介するとともに、市民らに海洋への関心を高めてもらうことを目的に各地で望星丸の一般公開を開催しています。今回は、本学海洋学部が、文部科学省が公募し独立行政法人海洋研究開発機構が採択されている「東北マリンサイエンス拠点形成事業」に再委託機関として参画し、東日本大震災津波について大船渡湾や広田湾などで調査研究を続けていることから、岩手県と大船渡市の依頼を受けて実現したものです。

当日は、大船渡市の戸田公明市長、同市議会の畑中孝博議長ら行政関係者や、市内外を問わず地域住民の皆さま、また本学同窓会岩手支部会員など約550名の来場者を数えました。プログラムでは、船内の見学ツアーやロープワーク体験、水圧実験をはじめ、「自然との共存」をテーマとしたポスター展示、次世代資源となる海底熱水鉱床・コバルトクラストといった海底鉱物資源の展示解説などを実施。来場者からは、「海洋学に関する先端研究を知る貴重な機会になりました」「東海大学が大船渡市の三陸町越喜来泊地区で東日本大震災の復興支援活動に取り組んでくれていると初めて知りました。復興支援をはじめ、今回のように地域におけるアカデミックな活動を展開していただいてありがたく感じています。今後も大船渡と交流を続けてほしい」といった声が聞かれました。

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