海洋学部環境社会学科の学生が静岡県南伊豆町でフィールドワークを行いました

海洋学部環境社会学科の開講する「海の環境教育実習」の授業で5月9日、10日に静岡県南伊豆町でのフィールドワークを行いました。受講する学生8名が環境問題の現状を学ぶだけでなく、10月17、18日に付属小学校の児童を招いて行う「南伊豆エコツアー」の下見を目的に実施したものです。

初日は梅本和煕町長や杉本育夫観光協会長らとの意見交換会に出席し、学生が一人ずつ南伊豆町の魅力を伝えるツアーの企画案を発表。ウミガメの産卵地である弓ケ浜での環境教育ツアーやサンゴ、マングローブなどの豊かな自然環境を生かした企画案をプレゼンテーションしました。そのほかにも梅本町長から人口減少など同町が抱える課題が挙げられ、学生たちは、「メディアを通して町の魅力を伝えるだけでなく、南伊豆までの交通網を発達させるなどインフラを整備することで多くの人を誘致できる」といった改善策を発表しました。

18日には伊勢エビの荷さばき体験や林業の現場見学、弓ケ浜の海岸清掃などにも取り組みました。指導に当たる本学科の仁木将人准教授は、「南伊豆町の方から多くの協力をいただき、学生にとって実りの多い2日間になりました。10月のエコツアーでは南伊豆の魅力を伝えるだけでなく、小学生たちの環境問題への意識が高まるような企画につなげてほしい」と期待を寄せています。

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