第7回生命・糖鎖科学研究発表会を開催しました

第7回生命・糖鎖科学研究発表会を開催しました

糖鎖科学研究所は3月13日に湘南キャンパス17号館で、「第7回生命・糖鎖科学研究発表」(主催:糖鎖科学研究所、共催:創造科学技術研究機構)を開催 しました。生命科学の新しい展開を目指し、創造科学技術研究機構と協力して研究成果を披露するもので、7名の研究者が研究成果を報告しました。当日は本学 の医学部や工学部の教員や大学院生、学部生、研究生など約50名が参加しました。

はじめに橋本巨副学長(工学部教授)が登壇。「大学の役割として、教育と研究は両輪です。工学と糖鎖科学研究所の互いの強みを生かした共同研究が盛んに行 われてきていますが、大学の将来像を見据えて、生命科学の新しい分野を発展させる研究体制を改編しているところです。私自身も若手研究者との交流も大事に していきたいと思っていますが、この機会を大いに活用して研究者同士の交流を深めて大いに活躍してほしい」とあいさつしました。

その後に行われた発表では、7名の研究者が画像を使いながら最新の研究成果や共同研究、研究に至るまでの経過などを説明。発表後には活発な質疑応答や意見 交換がありました。聴講した学生からは「最新のさまざまな分野の研究を聞くことができ、これから大学院で研究を始めるにあたって視野が広がりました」「専 門外の研究を聞く機会は少ないので貴重な発表会でした」などの感想が聞かれました。

当日の発表者とテーマは以下のとおりです。

【発表者とテーマ(発表順)】

◇樺山一哉准教授(糖鎖科学研究所)
「医用工学機器を用いた脂質生化学研究」
◇鈴木明身教授(糖鎖科学研究所 所長)
「LC-MSによる糖脂質の分析と応用」
◇紙谷聡英特任准教授(創造科学技術研究機構)
「幹細胞を用いた新規肝疾患治療法の開発」
◇飯島崇利特任准教授(創造科学技術研究機構)
「神経系における生命情報の多様性とその制御メカニズム」
◇辻 崇一教授(糖鎖科学研究所)
「ST6Gal-ファミリーにおけるN-glycanの構造と機能の解析」
◇朝比奈雄也さん(糖鎖科学研究所リサーチアシスタント)
「糖タンパク質の化学合成研究」
◇蟹江 治教授(糖鎖科学研究所)
「原子間力顕微鏡探針の一分子修飾による糖タンパク質分子像の取得」

第7回生命・糖鎖科学研究発表会を開催しました