第72回建学記念式典を開催しました

第72回建学記念式典を開催しました

学校法人東海大学の第72回建学記念式典を、建学記念日にあたる11月1日、湘南キャンパス2号館大ホールで行いました。式には、ザンビア共和国やサウジ アラビア王国大使館、ブルガリア共和国の各大使館の関係者ら、国内外から多数の来賓を迎え、松前達郎総長、松前義昭理事長・副総長をはじめとする学園関係 者、在学生とその保護者、同窓生らが参列しました。

開式にあたっては髙野二郎副総長が、「創立者・松前重義博士が心血を注いだ学園創設と人材育成に対する努力、また、それを支えた人々に敬意を表し、その思 いを伝えていかなくてはなりません。我々は原点に立ち返り、あらためて建学の精神を確認し、学園を挙げてグローバル化社会に対応できる人材の育成に努めな くてはなりません。学園の教職員がご臨席いただいた皆さまからのご指導をいただきながら、目標に向かって一生懸命に努力することを誓うために、式典を開会 いたします」と述べました。

続いて、松前達郎総長が式辞で、「建学記念日にあたり、建学の精神がどのように芽生え、どのように培われたか、その源泉である望星学塾といった本学建学の 草創期を振り返り、あらためて歴史認識を共有する機会としたい」と話し、松前重義の生涯を振り返りました。松前総長は、「本学には時代とともに変えるべき ものと変えてはならないものがあります。その中でも、基本的な教育の理念は創立以来一貫した建学の精神の下で、変えてはならないものとして続いてきまし た。今、我々に与えられた役割とは、今後迎えるであろう厳しい時代に備え、それを乗り越えられる力を持った人材の育成であり、豊かな思想を持った人材の育 成であります。今後とも学園関係者の皆さんのご支援をいただきながら、努力を重ね、教育の実践に努めてまいります」と語りました。

来賓祝辞では、伊勢原市の髙山松太郎市長から、建学72周年へのお祝いとともに、「市内にある医学部付属病院は地域医療に貢献していただき力強く感じてい ます。東海大学が文部科学省から採択を受けた『To-Collaboプログラム』も広く展開されており、今後も連携を深め、本市における諸策の実現につな げたいと期待しています」とのお言葉をお寄せいただきました。また、湘南キャンパスで開催中の第60回建学祭実行委員会の委員長を務める白鳥芳弘さん(政 治経済学部4年次生)も登壇。「湘南キャンパスでの建学祭は節目を迎えましたが、これまで受け継がれてきた経験や伝統を生かし、学生の力を結集して最高の ものをつくり上げていきます」と決意を述べました。

また式典中には、教職員の永年勤続者表彰も実施。勤続30年が84名、勤続20年が126名。合計210名を代表し、勤続20年の石原良美理学部長が松前 義昭理事長から表彰状と記念品を授与され、勤続30年の吾妻俊治東海大学付属浦安高等学校校長が代表謝辞を述べました。式の最後には、10月に開催された 全日本吹奏楽コンクール(大学の部)で3年連続となる金賞を受賞した吹奏楽研究会による記念演奏もあり、同コンクールで演奏した自由曲『輪廻の八魂~仁・ 義・礼・智・忠・信・孝・悌』(樽屋雅徳作曲)を披露しました。

第72回建学記念式典を開催しました

第72回建学記念式典を開催しました