「第49回全日本学生フランス語弁論大会」で学生が準優勝しました

観光学部観光学科4年次生の内田友希さんと体育学部体育学科4年次生の久門優さんが、11月11日に京都外国語大学で開催された「第49回全日本学生フランス語弁論大会」(主催:京都外国語大学、後援:在日フランス大使館、毎日新聞社など)に出場。内田さんが準優勝となり、本学から6年連続の入賞となりました。

この弁論大会は、外国語で意見を発表するとともに語学力の向上を図ることを目的に毎年開催されており、学生を対象とするフランス語弁論大会として唯一全国規模で開かれています。今回は本学のほかに、大阪大学、関西学院大学、京都外国語大学、慶應義塾大学、静岡文化芸術大学、白百合女子大学、筑波大学、富山大学、南山大学、広島大学、宮城学院女子大学、立命館大学、早稲田大学の全国14大学から21名の学生が出場しました。

内田さんは、「Ma sœur et moi」(妹と私)と題して、重度の知的障害をもつ妹との関係についてスピーチしました。昨年インターンシップで訪れたリゾートホテルでダウン症の少年とその家族にふれた経験や、障害者を襲う殺人事件のニュースをきっかけに、距離を置いていた妹と歩み寄るようになった経緯などを語りました。内田さんは、「今まで言葉にできなかった気持ちをスピーチ原稿に起こしてみたときに、私が嫌だと思うのは妹自身ではなく、母の苦労する姿を見ることだと気づきました。原稿をつくるときには、『妹と“向き合う”』など、フランス語に訳すことが難しい日本語も多く苦労しましたが、当日は家族も応援に来てくれて今まで学んできたことを出し切ることができました。私の同級生たちは弁論大会やフランス語コンクールで優秀な成績を残している人が多いので、負けないように頑張ってきた成果が準優勝に結び付いたと思います」と振り返りました。

また、久門さんも「Ce que le tennis m’apporte」(テニスがくれたもの)と題して発表。5歳から始めたテニスでプロを目指してきた日々や、ケガでその目標を断念したものの、クラブチームの大会であらためてテニスの魅力に気づき大学でも続けたことを、本番ではミスのないスピーチで語りました。大学では硬式テニス部で活動を続けながら勉強してきた経験から生まれたスピーチは惜しくも決勝には進めませんでしたが、「自分自身がやり切ったと思えば、結果や成績は関係なく、プロセスが大事だということを伝えたかった」と話します。また、「出場者の中で体育学部は私だけだったので緊張しましたが、私ではないと話せない内容になったと思います。東海大でフランス語の授業を履修しなければ出会えなかった仲間の協力がなければ出場できなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです」と語りました。

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