国際教育センター・外国語教育センター合同FD研究会を実施しました

湘南キャンパスで9月 29日に、国際教育センターと外国語教育センターによる合同FD研究会「授業における留学生と日本人学生の相互作用」を開催しました。FD研究会は教育内容の充実を目的に各学部やセンターで開いているもので、今回は両センターの取り組みを共有することで留学生を交えた授業の状況を正確に把握し、適切な指導につなげることを目的に企画。教員や学生約50名が参加しました。

結城健太郎講師(外国語教育センター第二類)の司会のもと、留学生と日本人学生がともに学びあう形で開講されている「日中比較研究」や「日韓比較研究」を担当する教員が実践例と成果を報告。それぞれの授業が異文化を理解する上で高い効果があることや語学学習への意欲が増すといったメリットを紹介する一方、教員が話しやすい場の雰囲気を作る重要性や内向的な学生への配慮の必要性といった課題も指摘しました。

さらに菅家知洋准教授(外国語教育センター第一類)が司会し、 教員と学生によるパネルディスカッションも実施。留学生が参加する授業の効果を紹介しながら、留学生の比率が上がると、授業におけるさまざまな可能性が高まるなどの意見が出されました。質疑応答では、グループ活動における有効なテーマ設定や編成などについて学生から教員に向けて具体的な質問が相次ぎました。

最後に、国際教育センターと外国語教育センターの片山恵一所長が、「留学生を増やすことが、さらなる語学学習の充実につながることを大学側にもアピールしていきたい。今後ともご協力をよろしくお願いいたします」とあいさつしました。

【当日の報告・登壇者】
実践例報告
「日中比較研究」
北村よう准教授(国際教育センター)、森山美紀子准教授(外国語教育センター第二類)
「日韓比較研究」
村上治美教授(国際教育センター)、キム・ミンス講師(外国語教育センター第二類)

パネルディスカッション
加藤好崇教授(国際教育センター)、マーク・シュロスブリー准教授(外国語教育センター)、ガンバヤル・ツェルメンさん(モンゴル出身・工学部建築学科3年次生)、小川玲緒奈さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生)

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