機械工学科の機械デザインコースがJABEEの認定を受けました

工学部機械工学科のカリキュラム「機械デザインコース」がこのほど、一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けました。本学科では2年次終了時に、機械システムの設計技術者として世界標準レベル以上の幅広い専門知識と能力を身につける「機械デザインコース」と、機械工学に関するある特定の分野を深く学び機械系技術者を目指す「機械応用コース」を選択する制度を設けています。このうち「機械デザインコース」は2003年度からJABEEの認定を受けており、昨年度行われた認定継続審査の結果、技術者教育の質を保証する同機構の認定が6年間(2014年4月1日~2020年3月31日)の継続となりました。

本学科では、社会の変化に対応しつつエンジニアとして活躍できる人材を育成することを教育目標に設定しています。その実現のため、各学期の終了時には学科所属の全教員によるFD研修会を実施。そのほかにも、企業にアンケートを実施して企業のニーズを調査するほか、同窓生をはじめ社会で活躍する外部の方々から教育内容について意見をもらう場を設けることで教育の改善に生かしています。学科主任の神崎昌郎教授は、「本学科では学生たちが在学中に社会人として活躍するために必要な力をしっかりと身につけられるようなカリキュラムを編成するようこころがけています。2012年度からは3年次生の秋学期に開講している『機械デザイン2』を、ロボットの設計やコスト計算から作製に至るものづくりの全工程をチームで経験することが可能な内容に変更するなどさらなる改善にも取り組んでいます。今回の認定継続に満足することなく、今後も社会のニーズに合致しつつ学生の満足度の高いカリキュラムづくりに取り組んでいきます」と話しています。