秦野市と伊勢原市の小学生を対象に「ものつくり体験教室」を開きました

湘南キャンパスで8月21日、秦野市と伊勢原市内在住の小学5、6年生を対象にした「ものつくり体験教室」を開催しました。これは、近隣の子どもたちにものつくりの楽しさを知ってもらい発想力や理工系への興味を高めるきっかけにしようと、本学教育支援センター技術支援課が毎年実施しているものです。今回は小学生と保護者約130名が参加しました。

18号館で行われた「スピーカーづくり体験」では、技術支援課の技術員が空気中を音が伝わる仕組みやスピーカーの原理を紹介。その後、銅線や磁石、プラスチックのコップなどを使ってスピーカーを手作りする実習を行いました。そのうえで、出来上がったスピーカーとオシロスコープを使って音が波として計測される様子や、音程の違いで波形が変わる実験にも挑戦。モニターに波が表示されると「ほんとだ!」「すごいね」と驚きの声を上げる様子が見られました。

12号館を会場にした「コマづくり体験」では、参加者が真鍮やアルミニウムを旋盤で削ってオリジナルのコマを作る実験に挑戦。初めて触れる機械に緊張しながらも、技術員の補助をうけながら慎重に材料を削っていきました。待ち時間には、金属板に文字を掘る「てん刻体験」も行い、最後にはできあがったコマの性能を競う大会を行い、3位までに機械工作室で作成した金・銀・銅のメダルを授与しました。

また、13号館の「キーホルダーづくり体験」では、レーザー加工機を使ってアクリル製のネームプレートを作り、その上に薄い金属(箔)を張り付ける「ギルディング」という装飾技術を体験。アクリル板に好みの色の箔を乗せながら、丁寧に作業したのち、出来上がったキーホルダーを見てうれしそうに微笑む姿が見られました。

参加者からは「大人も楽しめるプログラムで大変よかった。普段は目で見ることができない“音”を実際に見ることができるなどとても勉強になりました」「ものつくりが好きで普段から自分なりに工作したりしているので、楽しそうだなと思って応募しました。日ごろは入ることができない大学の教室で実験できたのがとても楽しかった。来年もぜひこうした体験をしたいと思います」「機械を触らせてもらえただけでなく、自分で操作して作品を作るところまで体験できたのがよかった」といった感想が口々に聞かれました。

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